窓のそと(Diary by 久野那美)

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2000年11月17日(金) じゃあ、空はどこにあるのか  

稽古の時。みんなで美術の話し合いをした。
台詞がだいたい入り、立ち稽古が一通り終わりつつあるので、お芝居の中の世界のことを話し合う余裕が出てきた。
台本を書き上げた瞬間には私ひとりだったその物語の関係者が今では何人にも増えた。
この時期から、役者さんや美術さんや制作さんとお芝居の中の世界のことを話すのはとても楽しい。
びっくりマンチョコのシールを集めてる子供ってこういう気持ちなんじゃないかと思う。
みんなで話し合うといろんな物の見方がでてくる。
「へえ。あれってそういう意味だったの?」
というのがいろいろ出てくる。自分がそれまで考えもしなかった観点からお芝居を見直すことができる。

今日は特に場所についての話し合いだったので、話し合いの間中、わたしは
「空はどこにあるのか」考えていた。
舞台の上には天井がある。天井には照明機材がつるされている。
空はどこにあるのか。
風はどっちから吹いてきて、どっちへ向かって吹いていくのか。

「わからないと見逃してしまうじゃないですか。」
芝居の中で。本を抱えた女が言う。
わたしたちが彼女に教えてあげられることは何だろう。
彼女が私達におしえてくれることはなんだろう。


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