聞こえよがしに悲嘆をさけぶ

7枚綴り


2005年05月30日(月) グレートでスよこいつァ〜

セーラー服なんてバカみたいだと彼女は言っていたけれど
彼女にはそのバカみたいな服が多分、どんな服よりも似合っていた。
セーラー服と彼女はふたつでひとつだった。
だから彼女がセーラー服を着たまま死体で見つかったというニュースを聞いて
彼女の最後が一番似合う服と一緒だったということに
あたしは不謹慎ながらも少し感動した。

どうしてあたしのところに。
そう思ったのは、彼女と特別仲が良かったわけではないということもあったけれど
彼女の死を悼むどころか、受け止めてさえいない自分のところにどうして
という疑問の方が大きい。

我ながら自分のことを間抜けに過ぎると思う。
生きている時の彼女だったらきっと呆れている。
なにせ、見て最初に言った言葉が「やっぱり似合うね」だ。
セーラー服姿の彼女の幽霊を。


つづく


えのもと |MAIL