ここだけ毎日更新してるよ日記

2006年09月03日(日) そして今日はダイ大。

頭文字Dの実写版を見ました。変な演出が多くて演出意図がよくわからないのですが、逆にそこが面白かったです…あの、やたらカット尻を止める演出はなんだ!?そして止めたままオーバーラップするのはなんなんだー!?

えー、今日の日記のメイン。
なんだか語りたくなったので語ります。ダイの大冒険の魅力について…!(今更!?)

私が最初に「ハマった」と言える漫画、そして今でも大好きな漫画、それが「ダイの大冒険」です。
色んな所で語りつくされてますが、そこでよく言われるのが「この漫画の主役はポップだ」ということ。
確かに、ポップの成長物語がストーリーの軸になっているし、感動場面はほとんどポップ絡み。ポップの姿に共感し、尊敬し、勇気付けられる。そんな場面が数多くありました。

でも、私はそれでもやはりこれはダイの物語なんだと思います。
ダイがいるからポップが最大限に輝ける、そんな漫画だと思います。まあ、だからこそ「ポップがいるからダイの大冒険は名作だ」ってことにもなるんですがね(笑)。

ダイは、最初からある程度の強さを持っていて、勇気もあり、性格も純真で完璧ではないけれどとりたてて欠点もない。
だから人間らしいポップのほうに共感できてしまう。

でもだからといって、決してダイはポップの引き立て役ではないし、主役としての魅力がないわけでもありません。
作中で描かれたダイの苦悩は「自分が人間ではないこと」と「勇者として皆を守りきれる自信がないこと」「力で叩きのめすことでしか証明のできない正義とは何か」
これらは決して読者が自分を重ねて共感できる苦悩ではないけれど、そこが逆にはっとさせられる部分でもあります。ただ頑張っているだけじゃどうしようもない壁。それを分かっているからこそ、自分の力じゃどうしようもできないことに更に苦悩する、そんな場面がどうにも切ないです。
特に「自分は人間じゃない。人間は、そんな自分を受け入れてくれない」これを悟ったうえでダイが出した結論。
「お前(大魔王)を倒してこの地上を去る」
今までの苦悩を知っているからこそ、見ていてこちらが辛くなるセリフです。12歳の少年にここまで言わせるのは、人間の素晴らしい部分も充分に知っているから。
それはポップという存在によるところが大きいです。種族も勇者も関係ない、自分にとってダイはダイだ。そんな言葉をかけてくれる親友がいるからダイは最後まで戦えたのです。

ポップがもたらしてくれた感動の名シーンの数々は、そのほとんどがダイのために起こした行動だったり言葉だったりします。
ダイの記憶を蘇らせるためのメガンテ、ダイにもう一度戦う気力を与えた「閃光のように」のセリフ。
だからこそ、ダイにとってポップは唯一無二の親友なのです。

またポップにとってもそれは同様です。
ダイがいたからここまでこれた、ダイがいなければ自分は臆病な弱虫のままだったと、作中でポップ自身も言っています。
ポップの苦悩の場面に関しては、ダイの苦悩をポップが和らげてくれたり救ってくれているのとは違って逆にダイの存在が壁になったりしているけれど。
でも普通の人間だからこそ、ダイには言えない悩みを抱えて、それを自分自身の努力で乗り越えていく。それをダイも認めてる。
親友で互いにとって一番の理解者な2人だけれど、この対照的な描写。うまいなあと、読み返すたびに思います。「この漫画を好きで良かった」とも。

ダイとポップだけで語りつくせそうですが、他にも名脇役が多数存在し、敵キャラが非常に魅力的です。ハドラーがまさかあんなかっこいいやつになるなんて、最初は微塵も思わなかった…。
ストーリーも、ご都合主義なところもあるけれど、数々の伏線を見事に消化しています。どの場面にも意味があり、どの行動にも理由がある。だから全く飽きないし、伏線に気づいたときの衝撃は大きいです。
ゴメちゃんとはじめて出会ったときの「ボクの友達になってよ」に、ダイが記憶喪失になったときの「ボクの友達になってよ」がかかってるなんて暫く気づきませんでした。だから記憶喪失時にそのセリフを言われたゴメちゃんがあんなに泣くんだな、とゴメちゃんの心理を思って納得してしまいました。
そう思うとせつない。

えー、まだまだ語り足りませんがキリがないのでこの辺で。
ダイの大冒険は最高です!


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