life
ゆん



 新しい道はどこ?

去年の今頃は、あたしはまだ配偶者の事を信じてた・・・と思う

配偶者はあたしが初めてちゃんとつきあった男で最初の男
つきあってそのまま結婚したから配偶者とのSEXしか知らなかった
選んでこの人って決めた感じじゃなく
声をかけてくれたのがこの人しかいなかったから
それまで、誰からも「つきあいたい」だの「好き」だの言われた事なかった
1度だけ言われそうな雰囲気の人がいたけど
その人は好みじゃなかったので、雰囲気でわかった時から遠ざけるようにして無事言われないまま付き合いがなくなった
あたしが好きになった人はいたけど、全部片思いで高校の時に好きになった人は本気で好きだったけど
どれだけあたしが気持ちを伝えても、受け入れるでもなく断るでもなくうやむやなままで
今思うと、彼はそのまま自然消滅を望んでたみたい
でも時間が過ぎるごとに気持ちは募って行って、彼の結婚ですごく傷ついた
立ち直るのに1年かかった
配偶者と知り合った頃は、二十歳も過ぎてて焦りがあったから
「ちょっと好みとは違うけど・・・」
って思いながらも付き合う事にした

つきあってみるとそれほど悪く無さそうだったし
あたしの事を好きだって言ってくれるし
「まぁいいかな」って・・・

つきあってしばらくしてから、知り合った時に一緒のグループにいた別の男の子も
あたしに声をかけようかと思ってくれてたって聞いて、すごく残念に思った
どちらかって言うと配偶者よりそっちの人の方が好みだったから
でも律儀に
「もう、こっちって決めたんだから」ってしょうがないと思う様にした
その男の子からも、何も言って来なかったしね

配偶者は人前じゃ愛想の良い明るい人に振舞う
父親が商売人で自分で会社を興して社長になったって人で
小さい頃から商売哲学と言うか帝王学なるものを叩き込まれて大きくなった・・・と本人は言っていた
だから商売のために(金儲けために)嫌な人ともすごく愛想良くしゃべる事が出来るらしい
でも、自己中な所もあった
それを強行に出して来ないから始末が悪いのよね
自分がこうしたいって思った事は最後の最後にはそうするように仕向ける
「なぁなぁ あかんのぉ」なんて言いながら甘えてる風を装って無理を通す
最初は気がつかなかった
「しょうがないなぁ」って笑ってられたけど、段々
「こいつ・・・自分のしたい事はしつこくしつこく出来るまで言い続けるくせに
 あたしがしたい事で自分がしたくない事やったらすごくあっさり冷たく切り捨てるやん」
ってわかって来た
その不満を言うと、すぐすごく反省した風に謝るから次に期待を残してあたしがあきらめて終わり
でもね、その次はいつまで待っても無い事がやっとわかった
その場を穏便におさめるために、自分に厄介事が来ないように
口から出まかせの思いつきを言っただけで本気で言った通りにする気なんて全くない
計算でそうしてるんじゃなくて、自然に出る物らしい
自己回避
自分だけが可愛い

結婚話が本格的になって来た時
「この人しかいないやろうから、今結婚しておかないと一生独身のままかもしれない」
ってすごく不安だったから不満があるのに結婚を決めてしまった
この事は今、すごくすごく心から後悔してる
まさかこの人との結婚生活が独身のさみしさより辛い物だとは思いもよらなかった

そんないい加減に決めた結婚でも、配偶者の両親とのゴタゴタがあって
本気でやめようかと思った事があったけど
世間体やあたしの両親の事を考えてしまって我慢しようと決めた
これも無理だった
結婚してしまってから気がついたんやけど、配偶者はあの義父の実の息子
だったら今は義父とは違う性格でも歳いって来るとそっくりになるんじゃないの!
その事を本人に言った事がある
返事は(おそらく何の確証もなく)
「俺は親父のようにはならへん!」ときっぱり
その時はそれで終わったけど、疑問も残った
そして震災の頃から、その傾向が見え始めてきて
単身赴任になった2年前位からそっくりになって来た
本人にも「似て来てる」と言った事があるけど否定してた
正月に義父宅へ行った時に、確信して、もうダメだとはっきり思った


生きてるんやから間違う事もあるやろうけど
自分の大きな間違いには後悔し続けてる

どうして結婚してしまったのか

どうして妊娠する前に本気で別れなかったのか

どうして震災後、言いなりにこの土地へ戻ってしまったのか

どうして本当の自分の気持ちを隠そうなんてしたのか

あたしには自分の人生を犠牲にして生きる事は出来ないです

もっともっと後悔してたら新しい道が見えてくるだろうか?

2003年01月12日(日)
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