華のエレヂィ。〜elegy of various women 〜
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2005年11月02日(水)

秘密営業。 〜用意周到〜
<前号より続く>


綾乃はそう言うと俺に籠を渡し、自分で服を脱ぐように促す。
そして自らも手際よく着衣を脱ぎだす。

キャミソール、ブラ、ショーツと脱ぎ、全裸になった。
俺も下着まで下ろし、全裸だ。

部屋の中央には、タオルケットを敷いたスポンジマット。
この上に客が寝転び、女が傍らでハンドサービスを行う手順だ。

ここの全裸コースは、客から嬢への�爐舛腓辰�い�瓩盻个擦襦�
先程までミラー越しにいた娘が見せる、直の反応もまた楽しい。

俺は仰向けに寝転ぶ。
綾乃は熱いおしぼりで俺自身を丁寧に拭いてくれた。


「拭き方、上手だね」
 「そう?そんな誉められ方初めてよ」

「綺麗な胸だね、綾乃ちゃんの肌も・・・」
 「お客さんって、口だけじゃなくて女の子の触り方も上手ね」

「そう?そんな誉められ方初めてだなぁ」
 「んもう、真似しないでよ」


綺麗な曲線を見せる乳房を手癖悪く触る。

初対面だったが、笑顔が絶えない会話を交わす。
予想以上に楽しい時間だ。


「ここで働いていると、いっぱい我が侭言われるでしょ?」
 「そんな事無いよ・・・例えばどんな?」

「そんな上手に触られると、例えば『手だけじゃイヤだ』とか?」
 「時々いるよね」

「そんな時はどう言うの?」
 「・・・ん?」


綾乃は小首を傾げ、意味ありげな微笑みを俺に浮かべた。


 「じゃ、どうして欲しいの?って聞くの」
「客はなんて言う?」

 「聞きたいのぉ?もぅ・・・」


照れながら言葉を続ける。
こういう話は嫌いではないらしい。

 
 「お口でしてって言われるかな」
「へぇ〜・・・で、どうするの?」

 「私、お口はできないからダメっていうの」


この店はハンドサービス以外は認めていないので、
女も客も規約違反になってしまう。

また働く女もハンドサービス以外は無い前提で契約を交わすので、
客も強要できない。


 「でも私も女だから・・・」
「だから?」

 「お客さんみたいに手癖の悪い人は困っちゃうな」


俺は綾乃の乳房を揉み、すでに乳首をいじりながら会話を交わしていた。
時折意味深な吐息を漏らしながら、綾乃は俺との会話に応じていたのだ。

 
「だって、こんなに綺麗な胸してるんだぜ、そりゃ触りたいよ」
 「ダメよ・・・胸、弱いんだからぁ」 

「じゃ、口ではしてもらえないんだぁ」
 「・・・うん、ダメ・・・でもね・・・」

「でも?」
 「私が気に入ったお客さんなら・・・もっと要求されたいな」

「どういう事?」
 「・・・私から言わなきゃダメェ・・・?」


俺は綾乃の乳房から下に手をずらし、綾乃自身に指を滑らせていた。
綾乃はいつしか、俺自身を刺激する右手を止め、自ら最も敏感な箇所に踊る
俺の指の動きに翻弄されていた。


微かに粘液を擽る音が漏れ、その指先に合わせて腰が揺れる。
その度に熱を帯びた吐息を漏らす。

間もなく上半身の力が抜け、俺の腹の上に枝垂れ掛る。


「だって俺たち初めて会うんだもん…はっきり言ってくれないと分からない」
 「私ね、お客さん選ぶの。選んだ人なら、秘密営業しちゃう」

「秘密営業?」
 「うん、私とお客さんとの…秘密、営業…」

「・・・それって、本・・・?」
 「シッ・・・受付に聞えちゃう」


受付・・・責任者のいる部屋はここの個室の隣りになる。
個室とは言うものの、中古マンションで素人目にも分かる安普請な改装だ。

壁も薄く、音も響く。
下手な事を口走ると聞こえるのではないか、との疑念も抱いてしまう。


「ねぇ、その秘密営業、しよっか?」
 「えぇ〜っ?別に構わないよ」


俺は綾乃に気に入られたようだ。


「いいねぇ、気に入って貰えて嬉しいよ」
 「ウフフッ・・・じゃ時間も無いし、早く入れて」

「だって、まだそんなに愛撫してないよね?」
 「女はね、内側から熱くなるの・・・もう大丈夫だよ・・・」

「・・・チップはどれくらい?」
 「・・・とりあえず…五千円。でもお金じゃないの。これ着けて」


綾乃は俺に持参のゴムを手渡す。
用意周到、である。


ゴムの表裏を確認し、早速装着する。
綾乃は肉感ある尻を向けて四つん這いになった。


 「・・・後ろからが好きなの・・・来てぇ」


そういうのと同時に電子ベルが鳴る。
時間終了だ。
しかし綾乃は言葉を続けた。


 「まだ大丈夫だから・・・早くぅ」


俺はいきり立った俺自身を綾乃自身に圧し当てる。
綾乃が熱い溜息を我慢しきれずに吐く。

そして綾乃の深奥に向けて、突き入れた。
綾乃の内側は、俺自身の挿入に抵抗を感じないほど濡れていた。

綾乃はタオルを巻いた枕を顔を埋めて声を殺す。


薄いドア一枚隔てた待合室。
ほんの少しの会話や喘ぎ声も筒抜けになろう。

時間も過ぎている。
俺も心なしか、早い律動で綾乃の深奥に突き入れる。


うっすら汗が滲む。
俺だけでない。
綾乃の全身にもしっとり汗が滲む。

クーラーがきつい位利いた小部屋。
想定度外視の激しい発熱作用。

力が抜けて逃げ腰になる綾乃を、俺は背後から両手で掴み、突き上げる。


「俺、もうすぐイクよ」
 「・・・!・・・、・・・、・・・・・・!!」


枕を噛み、声を殺す綾乃がどんな言葉を発したのか、聞き取れなかった。

次の瞬間、俺自身は綾乃の深奥で果てた。
俺の律動が絶えた後、綾乃はうずくまるように崩れた。



<以下次号>








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