問はず語り
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| 2003年11月22日(土) |
珍しいことをしたから明日はきっと雨だと思う。 |
終日オンライン小説に没頭してました。
たらまらず泣いたね。
自分期限1週間の図書館から借りた本はまだ1冊しか読んでないくせに
いつでも読めるオンライン小説に耽るという暴挙に出た大平です、こんばんは。 実はいつものことですが。
■内容。 心にトラウマを抱える主人公は、どこにも非の打ちようもなさそうな検察官であったが
同性愛者だということを世間から隠しながら生活していていた。
そんなある時花屋で偶然出会ったのは自分の死んだ妹そっくりの女性で
実家から早く結婚するように再三言われ続けていた主人公はこの女性を利用しようとするけれど…… みたいな話。(なんじゃそりゃ)
同性愛を中心とした三角関係、と言えば近いかしら。
もうなんつーか、すっごい深い作品だと思いましたです。
最終話の彼女の言動がめちゃくちゃあったかくて優しくて涙が止まらんかった。
この場面が私のこの作品に対する全てを印象付けたと言っても過言ではないほどに。 この子ええ子や〜〜!!!///
作品自体は完結していると言っても問題が全て片付いたワケでもなく、それでもこういう終わり方で良かったと思う。
きっとそれ以外の終わり方だったらしっくりこないはず。
そんな簡単に解決する問題でもないと思うし、
仮に もしすぐ解決してしまったらなんとなく内容が軽くなってしまう気がするのです。
上手く言えないんですけどね、それだといかにも「作り物」という印象が強くなってしまうと思うのですよ。
そんな簡単な問題じゃないからこそ、それをちゃんと知っているからこそ とても深くて大きい作品だなぁと思った。
この物語はR指定でなので、しかも同性愛関係も少々入っているので
読まれる方が限定されるし、そういうのが苦手な方も勿論いらっしゃると思います。
最終的には自己責任で、と言うしかないのですが、それでも読んでみたいという方はこちらからどうぞ。 是非是非読んでみて下さいまし。
ちなみに著者、伊吹花梨さんのHPにはこちらから行けるようになってますよ〜。
普段はワタクシ、滅多にこういう風に紹介したりしません。
それは素敵作品を運良く見つけられたら、それが市販であってもネット上であっても 教えるのが勿体無い!!と思ってしまう無意味な独占欲の塊のようなヤツだからです。
他にも とてもとても大好きな、読んで欲しい作品はいっぱいあったりするのですが やっぱり勿体無いから教えない。(笑)
でもこの作品は何故だかそういうのを超えて他の方にも読んで欲しかった。 ただ単純に感想を言いたくて、それを分かってくれる人間が欲しかっただけなのかもしれませんけどね。(うわ)
<よってこれよりネタバレ感想文>
つーか私は世良さんが好きで仕方ない。
いい人だよ……。ほんといい人だよ………。 幸せになってほしいよ……。
むしろちー坊の兄ちゃんだよ。 子供の面倒を見てやってくれよ。
ずっと側にいてやっておくれよ。
それはそれで絶対辛いことだろうけど、それでも側にいてほしいと思ってしまう。 ああ、ほろり。
んでもってちーは言うまでもなくめちゃくちゃ良い子やし!!
最後んとこ見た!?ちょっと見ました!?
全てを受け入れて、更に愛して慈しむ懐の広さ。
だから幸せにおなりったら!!!///
場合によっては「何て勝手なことを」とか「同情はやめてくれ」とか思われるかもしれないけれど
当の本人が感謝してたからそれで全然良し!
あそこの世良さん、素敵だったな〜。(結局そっちかい)
ちゃんと千鶴のことを考えてくれてたから、あそこでああいう言葉が出たんだよ。うわーん!! 優しい人だなあ……。
ちなみに功刀さんについては何故か特に思い入れがございません。(笑)
素敵なあの子に出会えて良かったね、の一言に尽きる。

きっと一生、この子には敵わないと、思った。
身長差とかその辺の細かいことは気にしないのが良いでしょう。
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