問はず語り
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| 2002年10月15日(火) |
みんなちがってみんないい |
今日はバイトが休みだったので、学校行くまでまったりのんびり寝まくりました。
大平ぐらいです、こんばんは。
さて、いきなりですがここで私が大好きな詩人さんをご紹介。
特に大好きな詩と共にご紹介。
後にも先にも、きっとこの人のこの作品以上に好きな詩は出来ないだろうと思われるくらい大好きです。
はい、その人物は金子みすヾ。
有名なので知ってる方もいらっしゃるでしょうな。
で私が最も好きだという詩は「私と小鳥とすずと」という作品でございます。
ちょいと見てみておくれ。
私と小鳥とすずと
私が両手をひろげても
お空はちつとも飛べないが
飛べる小鳥は私のように
地面(じべた)を速くは走れない
私がからだをゆすっても
きれいな音は出ないけど
あの鳴る鈴は私のように
たくさんな唄は知らないよ
鈴と、小鳥と、それから私
みんなちがってみんないい
これを知ったのは中学ん時じゃなかっただろうか。
すっごい心が温かくなる詩で、一目惚れしました。
この人の書かれた詩は、心がこもってて和ませてくれる作品ばかり。
最後の2行が全てを語る。
ああ、やっぱり大好き。
あともうひとつ、この人の作品で好きなのがあるのでそれもご紹介。
「星とたんぽぽ」という作品でございます。
星とたんぽぽ
青いお空のそこふかく、
海のこいしのそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ。
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ。
見えぬものでもあるんだよ。
ねえ、なんてきれいな詩だと思いません?
なんて心がこもってて、素敵な詩だと思いません?
両方ともただ素敵なだけじゃなく、力強い印象も与える最高の詩だと思ってます。
優しい力強さみたいなの。
泣けてくるよ。
好きな詩たちは数あれど、この2作品に敵う作品は未だにございません。
初めの方でも言いましたが、きっとこれからもこの2作品に敵う作品に出会うことはないでしょう。
それぐらい大好き。それぐらい愛しい。
私は一生の詩を手に入れた。
これはとっても幸せなことだと思います。
皆さんも一生の「何か」がありますかしら??
それはきっと宝物だろうね。
大切にして下さい。
星と小鳥とぬらりとたんぽぽ。
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