愛玩人形の抱き方+
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また、これだ。 脳の中から過去の亡霊が顔を出して、わたしに突きつける。のしかかる。つぶされそうになる。
女があなたに媚びる様子を見るのがきらい。 そんな思考に吐き気がする。
止められないけれど、今夜は我慢すると決めたから。一人眠れずにこの部屋で過ごす。明けるまで。
罪悪の優しさでもよいとおもったのではないの? また満足できなくなってる。 これから先も、まだそうなんだろうか。あなたのプライヴェートを否定しつづけなければならないのだろうか。 指先が、爪先がつめたくなってく。ねえ、直らないよ。どうしたらいい?あなたは隠しつづけるの?そしてわたしはそれに触れたら、声を上げて壊れるしかない?
どうしたら赦せるのか、自分自身でわからぬままに。 夜の中殺されるのはわたし。殺すのも、きっとわたしだ。
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