2007年06月29日(金)  マタニティオレンジ137 おっぱいより朝ごはん

保育園の連絡帳に「たまちゃんが毎朝おなかをすかせて泣いています。おっぱいはしっかり飲んでいますか」と保育士さんからコメントがあり、そこから矢印が引っ張られて、「というより、しっかり朝ごはんを食べさせましょう」と栄養士さんからのコメントが書き添えられていた。ひと月ほど前に「そろそろ3回食にしましょう」と栄養士さんから指導があり、保育園で午前食と午後食の二回離乳食が出るので、夕食を家で食べさせるようにしていたのだけれど、「午後食はおやつと考え、朝も食事をさせてください」とのこと。知らなかった。「たまちゃん、午前中が待ちきれなくて、マンママンマって急かすんですよ」「他の子が先に食事していると、ほしがるんですよ」と保育士さんに言われて「元気で利発な子に育っている」と喜んでいたのだけれど、単純に飢えていたらしい。今日からは朝おかゆを炊いて、しらすやかつおぶしや野菜を適当にのっけて、腹ごしらえさせてから送り出すことにする。

朝ごはんを食べるようになると、「目覚めの一杯」の出番がなくなるかな、と思ったけれど、母乳はあいかわらずほしがるので与えている。たまにとっても、エネルギー源というよりママに甘える口実のよう。こうしていると落ち着くの、そんな顔をして飲んでいる。「湯上がりの一杯」は飲んでいるうちに眠り、寝息を立てながらもチュパチュパと口を動かし、「エアおっぱい」している。夢の中でも飲んでいたいほどおいしいのかな、といとおしくなる。「おっぱいをあげるときは赤ちゃんの目を見ましょう、なんて当然のことを話し合うのに税金を使わないでほしい」といった趣旨の投書を先日新聞で読んだけれど、会議で議論して提言にまとめるまでもなく、場数を踏めば、おっぱいコミュニケーションはうまくいく。わたしの中の奥のほうで何十年も眠ったままだった母性らしきものを、おっぱいと一緒にたまが吸い出してくれている。

同じぐらいの月齢の子を持つお母さんとは、卒乳の話題が出るようになった。子どもよりも母親のほうが乳離れできない、というケースが多い。本当はしたくないんだけど……と保育園に子どもを預けるタイミングで卒乳するお母さんは多い。子どもと離れている間におっぱいが張ってくると仕事の合間に搾乳しなくてはならないし、ほうっておくと乳腺炎になってしまう。幸いわたしの母乳工場は「発注があれば生産」するようにできていて、なんとか留乳(いま作った言葉)できている。とはいえ、省エネモード程度にはラインが稼動するので、ときどき貯蔵タンクがいっぱいになって、打ち合わせの最中に「漏れてる!」と焦ることはあるけれど、案外気づかれていない。母乳が漏れ出すものだとは、わたしも身をもって体験するまで知らなかった。たった一人のために運営中の母乳工場、リクエストがある限り、閉鎖したくないと思っている。

2002年06月29日(土)  パコダテ人大阪初日
2000年06月29日(木)  10年後に掘り出したスケジュール帳より(2010/11/28)

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