2006年11月26日(日)  マタニティオレンジ33 百年前の赤ちゃん

ダンナの父方のおばあちゃんは明治39年(西暦1906年)生まれで先月百歳になった。5月に会いに行ったときはおなかの中にいた娘のたまが外に出てきたので、百歳のお祝いを兼ねて会いに行く。耳が遠い以外は元気いっぱいのおばあちゃん、片足立ちでズボンを履けるし、歩くのも問題なし。趣味は草むしり。うれしそうにたまを抱っこしては「3か月なのに、こんなにしっかりして」と目を細めていた。2006年生まれのたまとの年の差は、百歳。百年前は赤ちゃんだったと考えると不思議。たまが生まれてから、「この人にも赤ちゃんの時代があったんだなあ」と想像することが増えた。

一緒に暮らしているおばあちゃんの娘のおばちゃんは75歳。機織り機で織った紫のロングスカートを着こなし、溌剌として若々しい。手作りのクレープに庭で採れたキウイと自分で育てているヨーグルトを添えて歓待していただく。本が好きで、これから『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(米原万里)と『千住家にストラディヴァリウスが来た日』(千住文子)を読むという。「なかなか(天国から)お迎えが来ませんねえ」とおどける100歳の母親に、「あっちも混み合ってるのよ」と切り返す75歳の娘。そんな元気でお茶目な長生き遺伝子を授かっているたまも、22世紀までゴキゲンに生きてくれるだろうか。

2002年11月26日(火)  健康法

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