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2007年05月24日(木)
悲鳴のように名を叫べ
「そうしたら僕は、崩れてしまうのだろうけど」いつも遠くを見る青い瞳がそう言って僅かに揺れた。 映した水が、その奥で幾重もの波紋を作る。 「今更・・・誰の名を、呼べば・・・応えてくれるのか、わからないから」 水面に映った自分の顔を掻き消すように、左手を水の縁に沈め、フェイは口の端を歪める。 一瞬頭を掠めた人の名は何だったか。 百年近い時の中を彷徨ううちに、それを言葉という形にすることすら躊躇われてしまった。 「――なら、今は俺の名を呼べ」 迷いのない強い声。 その声に引き寄せられるようにフェイは視線を水面から引き剥がした。 「俺が駆け付ける。名を呼ばれたら、何が何でも駆け付ける。崩れる前にその手を掴んで引っ張り上げてやる」 確かに君はそうゆう人なのだろう、と。 フェイは歪めた口の端を更に吊り上げた。 「・・・・・・嫌だよ、セツナ」 君には君を必要とする人がいるのだから、こんなところで余計な荷物を背負い込むことはない。 苦笑するように呟いたフェイに、セツナはただ呆れたように息を吐いた。 ---------------------------------------------------- 炎の英雄と4主。 フェイは差し出された手をサラリと笑って突っ撥ねるような気がする。 **拍手お返事** (EC) >葉月さん わー!葉月さん!葉月さんのお名前を見るだけでときめきでテンション五割増しな砂原ですので、またこうして声を掛けて下さってもう感激で涙ですよー!その前に我慢できず葉月さんのところに突撃してしまいましたが・・・(笑)ともかくただいまですー! 五周年にお祝いのお言葉有難う御座います!いえもうこちらこそ葉月さんには長い間お世話になりっぱなしで・・・!葉月さんのお話に癒され、お言葉に励まされました。お礼を申し上げるのは私の方です。本当にありがとうございます!大好きです!(勢いで告白) 相変わらずこんな奴ですがこれからも思い出した時にでも構って頂ければ幸せです。尻尾振って大喜びしますvv |