終わりなき戯言
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2005年10月07日(金)
響月
「僕は、なんて愚かな・・・」
 少年は赤茶の髪を指に絡ませたまま微笑んだ。
 細い腕に収まるほどの小さな身体を膝の上に抱き、何度も何度も髪を撫でる。
 燃え盛る炎は激しく、空さえも照らしていた。
 そして赤い月光が彼らに降り注ぐ。
「・・・化け物は、僕だ」
 早く此処から離れなければと思うのに、身体が動かない。
 心の底では僕はそれを望んでいるのではないだろうかと少年はぼんやりと考えていた。

 このまま死んでしまえば全て終わらせることができるかもしれない。
 これ以上、苦しみも悲しみも味わせないように。
 このまま絶望の縁で眠らせてしまった方がいいのではないだろうか。
 未来は決して明るいだけのものではないのだから。
 このまま、腕の中で。
 誰にも邪魔されず、二人きりで。

 『守る』と言った自分が彼を殺すのか?

 そこまで考えて少年は髪を撫でていた手を止めた。
 一緒に行こうと繋いだ手は、これよりもずっと小さいのに。
「駄目だ・・・君は・・・生きなければ・・・」
 自身に言い聞かせるように呟いて少年は小さな身体を抱えて歩き出した。
 矢の刺さった背中が時折引き攣るように痛む。
 そこからは、もう血は出ていなかった。

「・・・一緒に、行こう」

 行く場所がなかった。だから、何処にも行けないと思っていた。
 でも本当は、僕達は何処へでも行けたんだ。

 そしてそれを教えてくれたのは、誰よりも幼く小さな命だった。

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途中で止まっていた小説をやっと再開させました。
最後まであとどれくらいかかるかな・・・。


**拍手お返事**

>明月さん
同盟改装お疲れ様です!
トップを見てギャーとなりました。ほ、本当にトップですね・・・!
ノミの心臓なので見る度にギャーってなりそうです。ドキドキ。
その後作品にあった桜焔を見て再びギャーとなりました(笑)
あんなもん本当に置かせてもらっていいのでしょうか・・・っ!?
こちらこそ、何だかもう申し訳ないほどですが有難う御座いましたー!
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