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2005年04月04日(月)
花香
沸き上がる歓声。鳴り止まない拍手。降り注ぐ花吹雪は宛ら天からの祝福のよう。 立ち並ぶ人は皆、喜びに笑って。 迎えるのは、蒼穹の光。 「ごめん、泣きそう」 「泣いても咎める者はおりません」 宰相が一歩後ろに立って答えると、王はゆっくりと目を伏せた。 目の前に広がる広大な大地を抱き締めるように、両腕を広げて。 絶え間ない雑音は聴覚を麻痺させて、次第に耳鳴りが頭に響き始める。 そして噎せ返るような花の甘い香り。 数年前の同じ日、同じ刻。 これと同じ匂いを嗅いだのを覚えている。 酔いそうだ。 前後さえ失って、狂ってしまいそうだ。 涙しながら狂喜して、手中の全てを捻じ伏せたくなる。 世界はこの手の中にあるのだと。 未来はこの心の思うままだと。 ――そして終わらせてしまいたい。 争い続ける愚かな世界。 それを終わらせればこのギリギリの均衡は崩壊するだろうか。 「ごめん、狂いそう」 「狂ったら真っ先に俺が殺してやる」 そして一緒に死のう。貴方の望みのままに。 シュウが隣に立ってそう答えると、桜焔はゆっくりと目を開ける。 その瞬間、消え入りそうだった音が蘇った。 ---------------------------------------------------------------------- 桜焔とシュウ。EDから2、3年後くらいでしょうか。 今日は早く寝たいので早めに日記を書いております。 明日大学に行かなくてはいけません。 某所様へ献上すべく書いている小説がついに30KBまできました。 これでやっと半分くらいです。うそん。 といいますか妄想膨らませすぎですごめんなさいすみません。 大学の講義が始まる前に終わらせられるでしょうか。 |