終わりなき戯言
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2005年03月27日(日)
ギリギリセーフ
やはり更新をすると日記を忘れがちです。やばいやばい。
といっても特に書くようなことはないんですけどねー・・・。
小話でも作るか。よし、作ろう。

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 ゴロリと寝返りをうつと仄かなランプに照らされた背中が見えた。
 外は静寂に包まれ、カーテンの隙間から月明かりが漏れる。
 寒いと思ったら、もう夜なのか。
 ぼんやりとそう思い至り、アルフィンは覚醒したばかりの頭を働かせた。

「マクドールさん」
「その呼び方は止めろと何度言ったらわかるんだ、アル」
「・・・名前は呼びたくない」

 いつもなら軽く受け流されるところなのだが、アルフィンの様子が普段と違うことに気付いて、シエルは机上の書類に集中していた意識をアルフィンに移した。
 身体を反転させ寝台に寝転がっているアルフィンに振り向くと同時に、カサリと手に持っていた紙が音を立てる。
 アルフィンは大きな欠伸をしながらそれを耳に捉えた。

「徹夜ですか?」
「ああ、明日までに片付けておきたい件がいくつかあってね」

 大変ですねと言いながらもアルフィンは眠気に勝てないのか再び瞼を閉じた。
 このまま朝まで寝台を占領するつもりらしい。

「名前を呼びたくないって、どうゆう意味だ?」
「・・・・・・意味・・・」

 まどろみつつある意識の中でアルフィンは呟く。
 ここは現実なのか夢の中なのか、次第に判断がつかなくなった。
 そして暫くの間を置いて、それを口にした。

「・・・名前は、呼べない・・・・・・そんな資格・・・ない・・・」

 呼んだらきっと、戻れない。

「・・・アル?」
「・・・・・・」

 訝しげに名を呼んだが、アルフィンは既に寝息を立てていた。
 シエルは小さく溜息を吐き、再び机へと向かう。

「・・・・・・資格がない・・・?」

 繰り返す言葉は何の答えも見出せなかった。

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シエル&アルフィン。早く始めたいですねー。


**拍手お返事**

>27日23時
気が付けば20日振りくらいのお題更新になりました;
弓使い組は以前から書きたかったので、今回書けて楽しかったです。
いつも前回更新から4、5日くらいすると「更新せな」という気持ちになります。
そんな時にお題ものは手軽に書けるので助かってます。
目指せ週一更新・・・!
SKIN by YUKIE