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2005年03月22日(火)
Chant
歌が聞こえた。真っ直ぐな歌声だけが響くその空間で 彼は伏せていた目を開けた。 夜明けは遠く、窓から差し込む星明りが眩しい。 月影はない。 その代わり、細い身体が浮かび上がっていた。 「おはよう」 「・・・」 歌声が途切れ、少年の声が彼に届く。 窓の縁に腰掛けていた少年の、その琥珀の瞳が彼を映した。 「大丈夫、思い出しただけ」 「・・・」 「何もしてない。狂ってない」 ヒラヒラと右手を振って、ほらね、と軽く笑う。 そして少年は再び歌い出した。 彼はその古い異国の言葉を知らない。 知っているのは歌い手の声。 ただ一人に伝えられた、唯一の過去の遺物。 「・・・意味を?」 その言葉の、その歌詞の。 ゆったりとしたメロディーはその問い掛けに再度途切れた。 少年は彼を見て、夜空を見上げる。 満天の星は、手を伸ばすには遠すぎた。 「知りたい気もするけど」 知らなくても生きてはいける。 だから、どうでもいい。 そうして少年はその歌を口ずさむ。 昔から歌い続けた鎮魂の。 『わたしはあなたと出会い生を受け あなたを失い死を知った』 --------------------------------------------------------------------- 柳と桜焔。それは誰に向けての祈りの声か。 **拍手お返事** >聖らいむさん 五年ですか・・・!ま、負けました(笑) そうゆうのは書きたいから覚えてるんでしょうね。 坊主絵に反応有難う御座います。目を逸らしてしまいましたかー(笑) 私もサイトにアップできるのはあれが限界です。裏作れば大丈夫そうですが(え?) 多分ユエとイザヤが一番幸せなんじゃないかと思います。楽しそうには見えませんが。 Wリーダー、増えますね・・・気が付けば四組も・・・。 早く堂々と日の目を見せてあげたいものです(笑) 質問ではありませんが、Wリーダーの比較は明日辺りにやろうと思っております〜。 それでは、いつもメッセージ有難う御座いました! |