終わりなき戯言
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2005年02月08日(火)
「一緒に行こう」
 僕だって人間だから、偶には落ち込んだりもする。
 悩んだり迷ったり、出口の見えない考え事をしたりもする。
 だからって、何でこの人にソレを言ってしまったのだろう。
 軍主といっても僕は只のお飾りで、何の力もない象徴的な意味しかない存在で。
 わかってた。
 わかってたけど、偶には愚痴を言ってもいいじゃないか。
 自分の存在意義を確かめたっていいじゃないか。
 誰かに肯定して欲しいと思っても、いいじゃないか。
 だから、本当に、ただ何となく呟いただけで。
 なのに、この人は。

「だったら止めろよ」

 そう言うんだ。
 あまりにもあっけなく、素っ気無い態度で。
 僕にそれが出来ないことを知っているくせに。

「お前がいてもいなくても同じだって言うなら軍主なんて止めちまえ。お前がここにいる意味がねぇなら戦争なんてくだらねぇことやってんじゃねぇよ」
「・・・シュウが止めさせてくれると思います?」
「だったら逃げろ。逃げる勇気もねぇならくたばれ」
「・・・・・・簡単に言わないでください」

 仮にも僕が好きだって言うなら優しい慰めの言葉くらいくれてもいいものなんだけど、本当にこの人は容赦がない。
 だけどそう言われると、何だか全てが馬鹿らしく思えて。

「でも、いいですね。それ」
「くたばんのか?」
「そうじゃなくて、逃げるの」
「何なら俺が逃がしてやろうか?」
「出来るんですか?」
「やれるね。バレたら追っ手は掛かるだろうが、逃げる場所によっては逃げ切れる。トランは駄目だな。友好関係にあるから捜索しやすいし、俺の顔が利くけど面が割れてる分不利だ。北と東は言わずもがな。行くなら西・・・グラスランドにでも入っちまえば簡単には見つからねぇ。問題はティントだが、先回りされなきゃ通れるだろ」
「よくもまぁ気が回る・・・」
「で、どうする?」

 差し伸べられた手はその未来と行く先を暗示して、それがとても魅力的に思えて。
 何の躊躇いもなくこの手を取れたら、どんなに楽か。
 だって、この人は釘を刺すことも忘れないから。

「だが、覚悟しろ。全てを捨ててもいいって言うなら連れてってやる。家族も仲間も、信頼も置いていくって言うならな」

 藍色の瞳は深く、光も届かない暗い水底のようで、だけどとても鮮やかで。
 一緒に行ったらどんな未来が待っているのか、知りたくなった。
 これは裏切りになるのだろうか。
 僕は、全てを捨てられる?
 ユエさん以外の、全てを。

 伸ばした掌は自然と重なっていた。
 ユエさんが少しだけ笑って、僕も何故か笑いたくなってきて。

 シュウ、ビクトール、フリック、僕を信じてくれた人達。
 ナナミ。

 ――― ジョウイ。

 ごめん。

 少しだけ、この人との未来を見たいんだ。

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ユエ&イザヤ。別タイトル「愛の逃避行」(笑)
めっさ書きたいんですがどうしよう。
でもこの二人を書くとしたら裏作らなきゃなりません(そうゆう話になりそう)


**拍手お返事**

>神崎さん
うわー!ユエとイザヤに反応を頂きまして有難う御座いますー!
2主優勢のWリーダーでございます。考えるの楽しいです(笑)
どんなコンビになるのかまだ未知数ですが、ちょっとでも書けていけたらいいなと思います。ホントに。大丈夫か、私。
私も万里さんのWリーダーが大好きですと世界の片隅で何度でも叫んでおりますとも!

>8日18時
テッドにコメントを有難う御座います!
「可愛く且つ格好良く」というのは私のテッドを書く(描く)上での目標ですのでそう言って頂けて大変嬉しいです。
私は多分ギャップに弱い人間なんだと・・・(笑)
SKIN by YUKIE