終わりなき戯言
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2004年09月29日(水)
朝日
「参った・・・」
 カリカリと頭を掻きながら、フェイは辺りを見回していた。
 既に夜明けも近くなり、そろそろ行くべき方角を見つけなければならない。
 しかし彼の手元からはその手掛かりとなる重要なものが失われていた。
「地図・・・どこだっけ・・・?」
 荷物を引っくり返したり昨日歩いた道を少しだけ戻ってみたりもしてみたが、見つからないものは見つからない。
 まぁ、ここが海の上でないだけマシだろう。
 歩いていれば何処かには辿り着く。
 そうゆうわけでフェイは特に焦った様子も無く、ぼんやりと東の空を眺めていた。
 朝日が昇る。今日がまたやってきた。
 一人旅を初めてどれ位になるのか、それでも夜明け前に目覚める習慣は変わらない。
 今更ながらそのことに気付いて苦笑すると、今度は西へと目を向ける。
 明るくなり始めた空に追われるように、夜の名残の星が幾つか輝いていた。
 さて、どちらへ向かおう。
 そうフェイが考えていた時だった。
「・・・あれ?」
 少年の声にフェイは背後を振り向いた。
 茂みを掻き分けて来たのは、二人の少年だった。
 フェイとは同じ年頃だろうか。勿論それは外見上の話だが。
「えっと、旅の人?」
 こげ茶色の髪に琥珀の瞳を持った片方の少年が驚いたようにフェイに尋ねる。
 フェイはそれに頷いて答えた。
「おかしいな・・・この辺に人の気配なんて感じなかったのに・・・」
 どうやらフェイの登場は予想外のことだったらしく、戸惑いを隠せないでいる彼に、フェイは軽く首を傾げる。
 すると、もう一人の黒髪の少年がフェイをじっと見つめた。
 それに何を言うでもなく、フェイも彼を見つめ返す。
 何だろう?何か、懐かしい気配を感じる。
 そうだ、紋章が疼くんだ。左手の、真の紋章が。
「柳・・・?」
 突然互いを見つめ合う二人に、こげ茶色の髪の少年が訝しげに連れの名を呼んだ。
 柳と呼ばれた少年はそれに答えることなく、ついとフェイから視線を逸らす。
 フェイも特に気にした素振りは見せず、視線をもう一人の少年に移した。
「・・・君達も旅を?」
「そうですけど」
「地図、持ってる?」
「・・・・・・地図?」
 持ってるけど、と言った少年に、フェイは無表情に更に尋ねる。
「少し、見せて貰っていい?」
「・・・無くしたんですか?」
「まぁ、そんなとこ」
 その割には落ち着いてるなぁ、と内心思いつつ少年は荷物を探り始めた。
 しかし地図を取り出すと同時に、あ、と思い付いたように声を上げた。
「何処に行くんですか?」
「わからない・・・決めてないから・・・」
「じゃあ、一緒に行きません?僕達東の町を目指してるんですけど」
「東・・・?」
 そう言われてフェイは東へ目を遣る。
 特に考えは無かった。
 ただ、日が昇る場所を目指すのもいいかな、なんて何となく思ったから。
「・・・いいよ」
 自然とそう答えていた。
 少年はそれを聞いて柳へと振り返る。
「柳、いいよね?」
「ああ・・・」
 フェイとは目を合わせることなく短く返事を返した柳は、先程からチリチリと痛む右手を握り締めて目を細めた。
 この紋章は何を訴えているのだろう。
 それが、わからない。
「・・・僕はフェイ。君は?」
「桜焔。さっきも言ったけど、あっちは柳」
 とりあえず名前だけの自己紹介をして、フェイは自分の荷物を持ち上げる。
 そして何かを思うように一瞬沈黙して、桜焔に顔を向けた。
「そうだ、桜焔・・・僕、敬語はあまり好きじゃないから」
 だから普通でいいよ。
 そう言って軽い笑みを浮かべたフェイに、桜焔もわかったと笑顔を向ける。
 一瞬だけ右手が疼いた気がしたが、気にしないことにした。
 朝の日差しが三人を照らし出す。
 彼らは眩しそうにそれを眺めた。


「・・・で、この中に方向感覚が備わっている人はいないわけね?」
「あはは〜」
「・・・・・・」
 数時間後、地図を片手に迷う三人の姿があったとか。


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久し振りに小話を。
とりあえず会わせてみました・・・が、続くわけではありませんので。
ティルとは頗る合わないフェイですが、柳となら上手くやれるかな・・・?
お互い余計な干渉はしないでしょうし。
というか向こうは何故かギャグに走ってしまうのですよ(笑)
面倒なのを拾いましたねぇ、桜焔。今後苦労しそうだなぁ・・・。
でも彼は柳と上手くやってる時点でどんな人ともそれなりに上手くやれる、と思う。のです。うん。多分(どんどん弱気になっとるぞ、オイ)
あ、因みに彼らは全員方向音痴です。
柳と桜焔ってさりげに迷ってる場面が多いんだよね・・・。


今日は台風に刺激された秋雨前線のおかげでこの地方は豪雨だったそうだ。
・・・すみません、私、気付きませんでした。ニュース見てないから。
駅とか洪水状態で凄かったらしいですね。
電車(近鉄)も止まっていたらしい。
今日から学校だったら間違いなく帰れませんでした。四日市で足止め。
後期授業は明日からです。

明日は幻水4の攻略本を買いますよー!
アルドの年齢がやっと判明するので、それが楽しみです。
まぁ、何歳にしろテッドの方が年上であることには変わらんが(笑)
今回の攻略本は身長まで載っているらしいですね。
4主はどれくらいなんだろう・・・。
密かに設定していたので内心ドキドキです。


<以下追記>

ティル&リオンのシリーズもの。
幻水4以前から明確な最後がちゃんと見えていて、これでいこう!と思っていたのです。
だから4主は絶対に最後まで出てこない。
・・・つもりだったのですが・・・・・・。

4主を組み込む方法を思い付いてしまいました・・・。

でも話の流れは変わりません。ちょっと、こう、ゲスト的なもので。
そこでお尋ねしたいのですが、皆様は4主登場をどう思いますか?
その辺をお聞きしたいなぁ、なんて。
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