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2004年08月10日(火)
喪失
夢の続きは予期せぬ喪失だった。気付いてからでは遅すぎて、僕はいつもあなたを見失う。 掴んだ手を離したのは僕なのに。 『どうして』とあなたに問う僕がいる。 「ごめんなさい・・・」 喪ったモノを取り戻した瞬間は、幸せに満ちていた。 全てが望む通りにうまくいくと錯覚して。 結果あなたを追い詰めたのは。 どうしようもないほど愚かな僕だった。 償いのつもりかと訊かれれば、否。 取り戻したモノをもう一度捨ててでも、この道を選んだのは。 やっぱり僕の我が侭で。 あなたと共に歩みたくて永遠を手に入れたのに。 あなたはもう此処にはいない。 誰かが背中を押す。 このままでいい筈がないと、訴える。 あなたが僕を愛してくれたのは事実。 目を閉じて、深呼吸をして、赤い眼をした死神の姿を思い出す。 暗い暗い闇の中、ソレは孤独だった。 独りは怖い。 それを知っているから、僕はあなたを愛したんだ。 本当に大切なものは何なのか、やっと解った気がするんです。 本当に失いたくないものを、やっと見つけた気がするんです。 あなたが望まないものを、僕が望むことを赦さないでいいから。 あなたが求めたものを、僕も求めることを赦して下さい。 「・・・会いに行きます」 どんなに時間が掛かっても、絶対に。 最後の約束を果たすから。 -------------------------------------------------------------------- リオン→ティル |