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2004年03月04日(木)
変化
「なぁ、あいつ変わった?」ふと、シーナが零した。 視線の先には丁度トランから帰ってきた軍主と、隣国の英雄がいる。 ビッキーの鏡の前で彼女と何かを話して、そして二人して笑い合っていた。 見慣れた光景だ。 「君はどう思うわけ?」 ルックは石版の前でいつものように佇みながら楽しくなさそうにその光景を眺めた。 そして隣に立つ青年に一応訊いてやるかという態度で尋ねる。 それにシーナはうーん、と少し唸った。 「何つーか・・・前から明るい奴だったけどよ、前はもっと切羽詰ってたカンジ。今はいい具合に力抜けてんじゃねぇ?」 「本気でそう思ってるんなら君は馬鹿だね」 「違うのか?ってか、いい加減その口直せよ」 「余計なお世話だよ」 三年前と相変わらずルックの口は悪いがシーナは怒る気はない。 こうゆう奴なのだと割り切ってしまえば案外上手くやっていけるものだ。 時々、我慢できない時もあるにはあるのだが。 ルックは少し目を細めて溜息をついた。 それはシーナが気付かない程小さなもので、何かを放棄したような諦めを含んでいた。 「・・・あいつが変わったとすれば、嘘が上手くなっただけさ」 「・・・・・・あ?」 言い捨てるような言葉にシーナは思わず聞き返した。 しかしルックは顔に疑問を浮かべている相手に何の説明もせず、また自分の言葉にこれといった感情も持たず、ホールから城の入り口の方へと姿を消した軍主と英雄を見ていた。 そして思い出したようにシーナに目を遣る。 「まぁ、君が『変わった』と思うなら、そうなんじゃない?」 「とりあえず性質は悪くなったよな」 突然降りかかった声に二人は上を見上げる。 そこには手摺りに凭れて二人を見下ろすフリックがいた。 「フリックさん、盗み聞きとは趣味が悪いぜ?」 「いや、面白そうなこと話してんなぁと思って」 「・・・ていうか君らさ、此処に溜まらないでくれる?邪魔なんだけど」 ルックがそう言うとシーナとフリックは顔を見合わせた。 「世間話してた奴が何を言う」 「そーそー」 にやりと笑いながらフリックが言い返し、それと同じようにシーナが頷く。 それにルックは不機嫌そうに眉を顰めた。 そして不意に歩き出すと、髪を揺らして外へ続く階段へと向かう。 「あいつ、何処へ行くんだ?」 「何処ってそりゃあ・・・」 一言もなくさっさと立ち去ったルックを見送りながらフリックは下へと尋ねた。 尋ねられた方は軽く頭を掻きながら最近よくルックと一緒にいる人物を思い浮かべる。 おそらく行き先はそこだろう。 「なぁ、あいつ変わったか?」 ポツリとフリックが呟く。 主の消えた石版の前でそれを聞いたシーナは口元に笑みを浮かべて。 「いや、前からあんなもんだったぜ?」 そして当たり前のように言い放った。 シーナってフリックのことを「さん」付けで呼んでましたっけ? てかシーナの言葉遣いがわからないー! 昨日は王の帰還の二回目を観に行ってきました。 一回目よりも泣きませんでしたが、やっぱり指輪はいいなーとしみじみと思いました。 あと、剣を鍛えていたのが双子だったら嫌だなぁとか(笑) 王様とアルウェンの再会シーンで後ろにいた金髪と黒髪のエルフが気になったりとか。 何か話してるんですよ。それが気になるんですよ。 |