日記雑記
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2007年07月19日(木) 「キマイラの新しい城」

「キマイラの新しい城」殊能将之
読了。面白かったです!
フランスの古城を移築してできた千葉のテーマパークの社長に、750年前に殺されたフランスの領主の霊に憑かれてしまった話。石動は領主殺害事件を解明するように(社長から)依頼され、そうこうしているうちに現実にも事件がおき…もう滅茶苦茶です。

ミステリーとしてよりもむしろ、語りが好き。
半分くらいは亡霊の意識が語っています。彼が街中を見て仰天したり立腹したりする姿に、笑っちゃいけないと思いつつもところどころ堪えることができなかった。白黒まだらの怪物が来たら他の怪物たちは怯え、なかには後ずさるものもいた、とか状況を想像したら駄目だった。
でもすごく渋くていい人なんですよ! ロポンギルズで大暴れするところなんか、破壊はよくないよと思いつつも惚れ惚れした。カゲキもほんとにいいやつ。
ロポンギルズ、この表現もちょっとツボ。流行ると良い(何を今更)。ヒントは、おぞましい蜘蛛がいるところ。確かにあそこはキマイラというかとにかく作り物っぽい雰囲気が付きまとうと思う。表参道なんかもそうなのかしら。私の中ではファンタジーに出てきそうなイメージ。稲妻卿がうろうろしているんだったら行ってみたい、とも思った(笑)。
ラストの「ささやかな楽しみ」っていうのがとても…いいですね。

石動はへたれ度が加速していき、もうこうなったらアントニオから優しい視線を向けてもらっていればいいと思いました。フォローされまくってるのに気づかない名探偵なんて……結構萌えませんか?(そんな)
やっぱりアントニオ主役のものも読んでみたい。でもそうなるといよいよイスルギーの立つ瀬がなくなりそうですね。
水城さんはレギュラーキャラになりそうな予感なのに、先輩は影も形もないのは何故なんだ。楽しみにしてるのに(笑)。
こんな感じで、シリーズは一応既刊全部読んでしまったようです。続きは出ないのかなー。

ついでに。
参考図書がたくさん出ていたけど元ネタが全然わからないのは個人的に残念。ムアコック…?


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