日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
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2006年05月03日(水) 映画「ブロークバック・マウンテン」

ブロークバックマウンテンを見てきました。
同性愛モノなんですが萌えとかの世界ではなかったです。ですが、それにも関らず当方腐女子につき以下はそっちの視点が入っています。二重に注意されたし、です。更にネタバレにも注意です。

まず、この作品が好きとか嫌いとかいう以前の問題で、こんなに悲しいやるせない気持ちになるとは思ってもみませんでした。いくらシリアスだからって。

男の恋人を選ぶことが相当きつい(場合によっては命に関る)にしても、イニスがどうしても素直に自分の気持ちに従えない所が大変歯痒かったです。あの状態で結婚してしまうのは、ねえ。その所為でホモは別腹、みたいな雰囲気になりそうでもあり、個人的には、恋愛というか衆道っぽいのかな?とちらりと思いました。でも、ジャックは本気でイニスと生きたかったのですよ!

友情から恋愛に発展する物語のように紹介されていますが、評判の通り友情面は短かったです。きっかけは、何かこう、即物的でした……。でもそういうのも有りです(初回は男気が感じられて素敵でした。その後はリバなのでしょうか)。
少なくともイニスの場合は、感情は後から追いついてきたのではないかと思われます。普段は殆ど愛想がないのですが、下山後一人になって物陰で激情してる場面は痛々しいようでした。素直じゃないな。
まあ…作品そのものの見せ方が淡々としているので、もっと早くから好意を抱いていたのかもしれません。サイドミラー越しに除くのとか後ろで素っ裸になってるのとか、結構意味ありげな場面もありました。

結婚後も釣りと称して外出を重ねたりしつつ(ここは本当にイニスの奥さんが惨めでもう本当に勘弁してよ、という感じです。切ない。)、あっという間に苦節二十年……どうもいつまで経っても幸せになる気配がありません。おかしいな葛藤ばかりで決着がつかないと訝りながらも、初老の二人の友情エンドというならそれでも私の気持ちは満たされるわ、と見ていたのですが。………そう来たか。
どうにもジャック萌えの症状が出てるので、もうちょっと幸せにしてくれても良いじゃん、とついつい思ってしまってやるせないです。実家に帰ってみたらシャツが出てくる、とか、他の男の名前が出てきた(他所の奥さんじゃなくて旦那さんと出来ていたんだろうと素で解釈してましたが間違ってませんよね)、とか。

イニスがやっとジャックを受け止められるようになったところで、ジャックはもうこの世にいないのです。いい話なのですがあまりにも切なく、ちょっとした覚悟が必要な映画だなあと思いました。


えびむらさき |MAIL

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