日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
|読書メーター
| 2005年11月16日(水) |
映画「チャーリーとチョコレート工場」 |
もう駄目だと思っていたんですが、やっている所を見つけたので遠征しに行きました。
オープニングのチョコレート製造過程と一緒に流れる物々しい音楽の迫力だけでも、劇場で必見ですよ(今更)。
家がとんでもなく傾いていたり、おじいちゃんが踊り出したり、登場シーンを頑張りすぎて発火しちゃったりする場面で何度も笑いそうになったにもかかわらず、周りが静まり返っていて寂しかった。皆様濃いリピーターなのかしらと思いました。 ウンパルンパもインパクトがあって面白いです。チョコレート工場内部見るのもわくわくしますし。ガラスのエレベーターには乗ってみたいです。
ワンカさんが病的で、幾らテンションが高かろうがとても不安定な感じで、笑うに笑えなかった場面がたくさん。 人との接触が駄目っぽかったりどうやら未必の故意くさかったりトラウマ持ちっぽいところが見ていて不安だった。手放しの笑いではなかったです。痛いようなむず痒いような笑い。 元々もっと年がいったキャラクターだったのをある程度若くした時点で、お茶目じいさんではなくなってしまったのでしょう。これだと、親子の断絶がうんたらかんたらな孤独な天才社長です。
大きな子供なんだなーと思った。社長さん、やりたい放題です。 それはどうなのかと思うようなこともやらかしますし、どうも歪んでるようにしか見えません。でも、それをどうこう言うのってあまり意味がないのだと思います。チョコレート工場は彼が自ら作り出したお城、彼は大きな子供なのです。 そういう意味ではゲーム小僧と対になっているとも言えるかも。あっちは大人みたいな子供ですから。
で、そんな社長さんがお父さんと和解しておずおず抱擁するのがこの映画なんです。
何だか主役はどこへ行った、と言いたくなるような。チャーリー君は可愛かったけど、中間では殆ど存在を忘れていました。 ガム少女は可愛かったです。小生意気だけどそんな悪い子じゃなかったような。
父の歯医者は今にも魔法を使いそうで、そんな人が超真顔でお菓子の断罪を始めてしまうギャップにまた笑いそうになりました。あんな歯医者さんだったら子供は泣きますよ! でも和解シーンにはほろりとしました。
社長さんは熱演してましたが、やっぱり何だか病的で怖かった…です。正直な所、電波が出ていると思いました。 ああ、でも、ぼくを食べてもいいよ、とか言い出してびっくりした。おずおずした抱擁もどうなのかと(笑)。 それと幼少期に口に嵌められていたモノは一体なんだったのか、少し気になりました。矯正用…?
実はチャーリーのおじいちゃんが一番好きです。
|