日記雑記
ソンナモノハ妄想ダ 表紙|以前|以後
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「中国の鳥人」 椎名誠 自分、今年の鳥人間コンテストを見逃したことを余程引きずっていたと思われます。青春真っ盛りっぽいタイトルに惹かれました。
読んでみたら、怪異譚とういうか不条理というかホラーみたいな短編集でした。タイトルから想像される爽やかさはありません。 表題作は中国奥地の妙な村に行く話でした。
エログロナンセンスというのでしょうか、面白いことは面白かったですが、食事の後ののんびりした気分がすっかり冷めました。非常にハラハラしました。そういう意味では凄いと思います。
「鯨女」が割と好きです。本当の所全部主人公の妄想なのかもしれないと思います。だってその方が納得できます。しみの広がり方が陰謀だとか凄い。 それから、「月下の騎馬清掃団」もエログロでなくて楽しかったです。わけがわからない。
「たどん」と「ちくわ」は役所広司と真田広之で映画化しているという話を読みながら思い出しました。どちらがどちらか知らなかったのですが、両方読んでみて、ああ真田氏は「ちくわ」だろうなーと思ったらやっぱりそうだったらしく。そして多分私これを映像で見るのはちょっと気が乗らないです(苦笑)。
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