日記雑記
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ソンナモノハ妄想ダ
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2005年08月11日(木) 映画「姑獲鳥の夏」。

昨日は「姑獲鳥の夏」を見に、なぜか丸の内まで出て行きました。
色々酷評されていた割には楽しめました。もっとすごいのかとばかり。

カメラがやたらにぐるぐる回ったり斜め上から見上げたりします。変なアングルで楽しかったです。何かの雰囲気は出てました。必ずしも的確かどうかは別として(笑)。激しく点滅は見づらかったですねえ。

坂に関しては、どんな廃墟ですか…!という感じでした。かなりでこぼこで。それに短い。前評判のとおり関口の立ちくらみ具合は滑稽でした。

内容。飛ばされている場面には意外に気づかないものだなあと思いました。榎の登場が「起きているとも」でないことに何の違和感も覚えなかったのは、我ながら迂闊でした(笑)。
飛ばされてるといえば「あそびましょう」とか、それ系のシーンがソフトな描写になっていて、よく分からないことになっていて残念でした。見たくもなかったですが、めいめいが想像力で補うのも何だかなあ…。例えば藤牧だって、妻と間男の行為を見せつづけられていた経過があって「ご苦労様」とか言ってしまうところが異常に思えるわけですから。
既読だと勝手に脳内で補完されるので大丈夫です。しかし未読の人にはどうなのでしょうか。

京極は、まあ確かに浅黒いわけですが、別に仏頂面でもないですし健康そうでした。関に背を向けて本を探してるとき何かすごく変なポーズだったのが気になりました。うっふん、みたいな。真っ白な着物も気になりました。
やっぱり声がいいなーと思います。涼子に背後から囁きかけるところにどきどきしました(笑)。

関口。いい役です。病んでるというかむしろ些細な挙動が不審な人なんだなあと認識を改めました。坂で奇声を上げるシーンと、京極堂の縁側で腰を抜かすシーンが印象的でした。実は好きです。
最後の場面で意外に手足が長かったのでもうちょっと胴が長くても良いのに、とは思いましたが。どうでもいいことです。

阿部寛は何をしてても阿部寛。そう思っていた割に、途中からいくらか榎さんに見えてきました。
出番少ないんですよね。あまり馬鹿なこともしてないし、ちょっと物足りないかも。それにやっぱりひげ榎はあんまり…。

宮迫木場。自分には一番すんなり受け入れられました。多分それも出番が少ないからだと思いますが…。
ご本人のコメント通り、本当においしい役だと思います。関に敬礼するとことかそのあと笑うとことかー。口調はちゃんとそれっぽかったです。これで魍魎もやるならそれはそれで面白そうです。
いや、小さいけど、全然平気です。榎と二人で乾物屋に行くシーン萌えー。

あっちゃん、あれはないだろう、と(泣)。眉毛がきつくて何となく怖い。怒鳴ったり机叩いたりするのは違うんじゃ…。
私は好きになれないです。

涼子梗子は、涼子の豹変ぶりが凄いなあと。菊乃さんが一人熱演してたのがよかったです。金切り声とかね。内藤は影が薄い。もっと下卑た感じで! 菅野が最初に出てきたとき、思わず里村かと思いました。里村(推定)は眼鏡がまん丸でした。


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