・◇◆◇・しゃりてん日記・◇◆◇・


2003年05月22日(木) お別れ

 これは書いておかねばなりますまい・・・悲しい日記です。一ヶ月経ったから・・・


 4月17日の朝、7時過ぎに電話が鳴りました。

てっきり学校に一緒に行ってるお友達ママかと思って、は〜いぃなんて明るくでたら。

短大時代のお友達のIちゃんのご主人からでした。

Iちゃんは寮でずっとお隣だった、私の大切なお友達。

(3月に書いた寮生活の日記。ゴキが出た時、○イトフォーを持って駆け付けてくれたのは

そうIちゃんです。)

たまたま同じ長野県の出身で中学は同じ市内の隣の学校でした。

共通の友達もいたりして、寮に入った最初の頃はとっても心強かった。

卒業してOL生活後、実家に戻って、同郷のご主人と結婚♪結婚式には

仲良しグループだったNちゃんとKちゃんと行きました。

ご主人とは学生時代からのお付き合いで、何度か会った事もあったなぁ。

同じ頃にお互い男の子も生まれました。今では年賀状の交換くらいになってたけど・・・


 ご主人からの電話は、入院中のIちゃんが、一度呼吸停止してしまった。

呼吸は戻って、意識も戻ったけれども、医者にはあと数日かと言われた。

「一応知らせておこうと思って」という内容でした。

え・・・・・・・・・????????!!!!!!!!!!



 Iちゃんが”大病”を患ったって、本人からの年賀状で知ったのが数年前。

仲良しだったグループのKちゃんから、婦人系の癌だったって聞きました。

温存療法にしたのか、切除したのかはわからないけど、療養後は元気になったって

聞いていた。知らせがないのは元気な証拠・・・ではないけど、年賀状だけの

連絡になってしまっていた。気にはなっていたんだけどね・・・・

しばらく疎遠だったNちゃんとKちゃんと、慌てて連絡を取り合って、どうしようーーーって。

連名でお見舞いのお花を送る事になりました。本当は駆け付けたいところなんだけど。

それにしても・・・・・・・

急な話で、なんだかぼーーーっとしてしまった。



 4月22日の朝。7時頃。電話が鳴りました。ちょっといやな予感。

Iちゃんのご主人からで、未明にIちゃんが亡くなったって。

もうなんて言っていいのかわからなくって、「頑張ってくださいね」としか言えませんでした。

「大丈夫です」ってご主人は力強く言ってました。

NちゃんとKちゃんと相談の結果、それぞれお手紙をつけて、お香典を送る事にしました。



 

 それにしても信じられなくって。もう二度とIちゃんに会えないなんて。

もっと連絡を取っておくんだったね、なんとか会いに行くんだったねって

NちゃんとKちゃんと話してばかりです。そして、検診はちゃんと受けようね、

会える時には会おうね、ってそれぞれに話しました。

Nちゃんはちょっと遅かった結婚だけど、今幸せ一杯の妊婦さん。静岡にいる。

Kちゃんはまだまだ頑張る独身OLさん。家は埼玉で、すぐ会える距離。

ここのとこ、年賀状だけの疎遠状態でしたが、連絡は取り合おうって事になりました。




 Iちゃんも大変だっただろうなと思います。

昨年の夏頃から実家に戻って療養していたそう。今年の1月から入院してたって。

癌が転移してしまっていて、急に具合が悪くなったとかで。

「もっと早く連絡しておけば良かった」ってご主人がKちゃんに言っていたそうです。

色が白くて美人さんだった。優しくって、人当たりの柔らかい人だった。

寮に居た頃、ご主人の話を赤くなりながらも嬉しそうにしていた。

なんだかホントに信じられないな。もう永遠に会えないなんて。

最後に会ったのはいつだろう、最後に話したのはいつだろうって考えてみました。

ご主人はじめ、2人のボクの、健康をお祈りするばかりです。

今年もらった年賀状には「今年こそ会おうね!!」って書いてあった。

Iちゃん。ずっと忘れないから。ほんとに忘れないから。

合掌。


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