春の日記
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| 2008年02月02日(土) |
ミュージカル「ファントム」、愛知厚生年金会館※ネタバレ |
今年の初観劇はコレ。アーサー・コピット版ということは宝塚で観たのと同じヴァージョンってことですね…つまり「純粋培養」くんなファントム(笑)宝塚がかなり甘甘な記憶なので(宙組だったから和央ようか、花總まりか…何年前?)どうなっているのやら、と。愛知厚生年金会館も久しぶりかな?入場前から「休憩時間はありますが事前にトイレに行っておいてください」と呼びかけている…(笑)確かにね、古い劇場は特に女子トイレの個室の数は問題ですよ。勿論会場へ行く前に行ってあり休憩時間にもちゃんと行けました…でもまだ大量に並んでたのに休憩時間が終わっていたのでせめてあと五分休憩時間が欲しいですね…。大体、九割女性客って感じだったし。 さて、それはさておいてもこの公演に関しては時間に余裕を持って会場入りすることがオススメ。ロビーや客席をアンサンブルが衣装のままで徘徊しているからです。赤ん坊を抱いた女性、スケッチブックを持っていて時折スケッチする女性、恰幅の良い紳士、新聞(英語か仏語かは判りませんでした)を読んでいる男性、オペラグラスを覗いたりしてる紳士、妊婦、地図を見ながら歩く男性、バゲットの袋を持つ女性は何か食べていたり、日傘をさしたり。リボンのかかった帽子箱?をいくつも持つ女性、仮面を被っていくつもの仮面を持っている男性(仮面売り?)。これはなかなかいい雰囲気。今回は席が目の前が通路、というポジションだったお陰で料金分以上に楽しめた感じ。セットも回り舞台とか好きなんでなかなか良かったと思いますよ…シャンデリアがなくても(笑)しかし右端の台の上にノートパソコン?が広げてあって人が映っていて気になりました。ちょうど画面が見える角度の席だったし。何だろう、あれ。一幕始まりん時その人の動きから指揮者?と思ったのだけどあとは腕も振ってなかったようだし謎でした。二幕途中でいつの間にか消えてましたが。 一幕はアンサンブルが楽しかったです。クリスティーン(この作品ではクリスティーン・ダエーだってさ)が主演のオペラを観に来る観客も目の前の通路をどかどか歩いて演技してくれるのが楽しくて!「席はどこ?」「あれ?チケットがない(汗)でも大丈夫、席は覚えてるから!ええっと確か、そこの前から●列目の…」(客席を指差し)「…座ってるわよ?」「あれ?ホントだ。あなた、席間違ってますよ?」(と客席に向かって)のカップルとか、「グランドオペラ!楽しみだなあ」「アイーダみたいにならないと良いけど」「アイーダ?アイーダで何があったの?」「カルロッタの衣装にさぁ…」の一団とか。←前のシーンでカルロッタ主演のオペラ、アイーダや椿姫がファントムの妨害(ていうかレッスンで忙しいので意地悪か悪戯程度…)でコミカルなことになっていたのです。ファントムが意外な現れ方をしてクリスティーンを連れ去ってからの劇場内のパニックな感じが、アンサンブルが客席通路を走り回ってくれたことで一緒に体感できる感じがして楽しかったです。 さて肝心の「よく言えば純粋培養だが、社会性はゼロ」と実の父親に言われちゃってるファントムですが。まず役者に関しては全く知りませんでした。役者が理由で観に来てる訳ではないので誰がやってても来たと思いますが。何だか色々インタビューを見る機会があったのですがやけに自信満々な態度に見えてあまり期待はしてませんでした(笑)実際はまあ、思ったより悪くはなかったですかね…。最初の登場シーンでブケーに思いっきり仮面外して見せてたくせに後で「顔も見られた」とか言ってる(お前自分で見せたじゃん!/笑)辺り、ちらっと原作(小説ね)のすぐバレる嘘をしゃあしゃあと言ってたエリック(「伯爵は勝手に死んだんだ」みたいな)を思い出しましたよ。まあ社会性ゼロですもんね!二幕で父親に対して激昂してた所も何か駄々っ子みたいだったし。最初にクリスティーンと話すところのやたら丁寧な言葉遣いとか、嬉しい初デート(笑)…地下の散策でのはしゃぎ方とか(またおしゃれ衣装になってる辺り…)、クリスティーンが逃げて行った後の泣き崩れ丸まって慟哭するシーン(しかもクリスティーンを責める言葉は吐かないんだよね…)とか、もう…。子供!何かこうぎゅっとしてやりたくなるような寄る辺ない途方にくれた子供ですこのエリックは。身長なんかは父親やクリスティーンよりデカイけどそんなの関係なくね(笑)ALW版(四季版)やケン・ヒル版がクリスティーヌの父親、守護者にして誘惑者といった面を持っていたのに比べてコピット版はホント純粋培養くんだから…。うん、可愛かったかな。ロン毛はともかくマスクの下の顔を見せちゃう(よく見えなかったんだけどあれ…ノーメイク?)演出は一度もそれを見せなかったNHKで放映した映画版?の演出が気に入っていただけにうーん、という感じでしたが。あとフライング…?最初に飛び降りてきたシーンは意表を突かれつつもアリかな、と思ったのですが…あの、ラストの方がね…あんまり必然性を感じなかったんだけど!ぶら〜んぶら〜んとしてて、なんか間延びと言うか…変な間が流れを切ってる様な気が…まああんな高い所で密集することは難だからああやったのかもだけどそこだけは好きじゃないかなー。 クリスティーンは、コピット版ではかなりエリック寄りです。気になったのは「顔を見せて」というシーンで、何やら強要しているというか…そこだけ気の強そう〜な感じがして…余計にエリックが可哀想だ(笑)もうちょっと可愛らしく頼めば良いのに…。見た後の反応としては後ずさりして走って逃げていったけど、TV版みたいに見るなり失神するのとどっちが酷いんだろうね…。ずっと呼びかけは「先生」だった。逃げたことを後悔して戻ろうとするのを伯爵に「それは愛じゃない、同情だ」と止められていたけど、さて…。伯爵に対する感情も愛かというとどうだかなあ、という感じですけど。ハンサムな貴族からちやほやされて舞い上がってるだけなのでは〜とかね。エリックと共に追い詰められたシーンで警官に向かって銃を向けてるところはちょっとおお、と思いましたが。 そしてフィリップ・シャンドン伯爵(ALW版で言うところのラウル役)にはちょっと問題があると思う。そこでオーストリア人を使う必要がどこにある…!?いや、百歩譲ってオーストリア人で良いとしても。日本語がたどたどしすぎる…!なんか一人だけオールカタカナで喋ってる感じがするんですけど!ちょっとお笑いの空気が流れるんですけど!何かアタマ悪そう〜だよ…(苦笑)まあALW版やケン・ヒル版に比べるとコピット版でのこのキャラクターの脇役っぷりはかなりのものですけれど、それでもちょっと目に余りますよ…普通に日本人で良いじゃないか…?Wキャストは韓国人ですが、この方の日本語はどうなんでしょうか。はー、キャスティングは大人の事情なのかなぁ…(遠い目)。 キャリエール(前支配人でエリックの実の父)は良いと思いますよー。何か小さい人に見えますが、まあ弱い人だし。警部はキャリエールとの友情がいい感じ。キャリエールとベラドーヴァの関係には気付いてなかったのかな?コミカルなシーンが良かったです。カルロッタもコミカルで愛嬌があって良かった。映像出演のベラドーヴァ=姿月あさと…別にこの人じゃなくても良さげでしたがね…てか、クリスティーンと声…似てるかあ?(笑)TV版では顔が同じだったんだからクリスティーン役の人がやれば良かったんじゃ…これも大人の事情?アンサンブルは前述の通り特に一幕が楽しめましたと。カーテンコールは二度目で既にスタンディングオベーション。やっぱ主演の役者のファンが多いんですかねー。カルロッタの衣装から何か落ちたらしく、キャリエールやクリスティーヌが拾ったりして笑いを誘ってました。カルロッタのVサインもクリスティーヌや支配人たちが手を繋いで出てきたのも可愛かったし、丁寧に頭を下げる大沢さんも好印象でしたねー。 後は…グッズで写真集が予約受付中でしたが…要らないや(笑)CDとかはあったのかな…人が多くてよく分からなかったです。買ったのはプログラムだけ。総合的には、色々と意外なものが見せてもらえてまあ悪くなかったかなと。しかし覚えてることをとりあえず並べ立てたらやたら長くなってしまってますな…覚えだからいいんだけど。
春

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