春の日記
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| 2006年07月08日(土) |
南十字星、新名古屋ミュージカル劇場 悟浄出世、千種文化小劇場 ※ネタバレ |
南十字星、新名古屋ミュージカル劇場 えらく久し振りの劇団四季です。李香蘭で中国、異国の丘でシベリア抑留ときて、昭和三部作の最後を飾るこれはインドネシアで(無実の罪で)処刑されたBC級戦犯のお話ですね。 そんなことより(…)席が最悪でしたよ…前から二番目の端っこ。ここはS席とは言えないよ浅利さん(笑)いやどうせVIP席でしか観た事ないんだろうけどあの人。ちょうど目の高さが舞台の床になってたので水を使った演出?が全然見えなかったし。(処刑台が水から上がってきたのはええーって気もしたけど) ストーリーは…ええまあ…最近前知識をろくに入れずに観劇することが多いけどこの主人公は実在のモデルが居たんだっけか…?(パンフぐらい読もうよ)何かあんまり人物に感情移入する暇がなかったような…原田なんかうさんくさい…とかくらい(酷)。インドネシア的ダンスや楽器の演奏ばっかが印象に残っておりますよ。その辺は気合が入っていたんじゃないかな…影絵とかもやってたし。あ、水を使ってたのもその関係だろうか…(会員なんだから四季の会の会報とか読んでチェックくらいしておこうよ…)。印象に残る歌というか旋律もあまりなかったぞ、と。南方戦線はインドネシアよりハードだったフィリピン方面のが個人的な興味向いてるからかな…「良かった〜」とか言ってる観客も居たしな…ううん。 以下雑感。 昭和三部作って何でミュージカルなんだろうとか思ったりするわけです。むしろストレートプレイでやってほしかった気がします。確かに劇団四季はロンドンミュージカルやディズニーとの提携やらでミュージカル方面での知名度が高いのは知ってるしその方が客も入りやすいかもしれない。李香蘭は歌手が主人公だからまだ分かります。異国の丘も同タイトルの歌から来てるのでまだ観られた。でも南十字星は…何だろう、これミュージカルじゃなくても良かったんじゃないかなという気がしてしまいました。そもそも李香蘭の時から思ってたけど、戦況やら言葉の解説っぽいナンバーとかシーンが微妙な滑稽さを醸し出しているような気が。ストーリー的にも無理矢理恋愛要素を作っている感じがするというか…何かその辺がうそ臭くてどうかなあと。 劇団四季の芝居は良くも悪くも優等生的な感じがするかな、とは最近思ったこと。オリジナルものももっと頑張って欲しいところです。四季以外のものをちょくちょく観るようになったから思うのかもしれないですね。浅利氏の目の黒いうちはこのままかなあ…(笑)
悟浄出世、千種文化小劇場 どうでもいいことですが劇場のほんのすぐそばで職務質問の警官が刺されるという事件が起きてました。劇場の前に人がたかっててもう並んでるのか?と思ったら報道陣が道の向かいの現場を映してるんですよ…方向的に現場の前の立ち入り禁止テープがはられて警官立ってるところ通ってしまった私はうっかりニュース映像に映ってしまったやもしれません。ぐはー(笑) さて、むすめかぶき(NPO法人なんだって!)による朗読劇。この劇場には以前来た事があります。八角形のステージを囲むような客席。で、全席自由席なもんだから並んで正面の全体が見渡せる良い席をゲットしましたよ…これも学習効果かな(笑)ロビーではお茶とお菓子が振舞われてました。名古屋ではシフォンケーキで知られる某店の協力だそうで。 題材は中島敦ですね。沙悟浄。開演前に脚本かなんかの人からの挨拶があって、むすめかぶきでこういう題材をやるのは初めてだとか演奏とか絵とか尼僧の声明があるとか、何だか初めて尽くしの企画であることを言ってました。…実験作ってことですね。挨拶の中で出た話では、中島敦の会というのがあるらしく、(野村萬斎の中島敦ものの公演なんかとも関わりがあるそうですが)そこからの情報では現在野村萬斎氏はこの同じ中島敦の悟浄の作品を題材に狂言だか何だか、とにかく舞台化を進めているのだそうです。今すぐとはいかないものの二、三年の内にはとのこと。 で、開演。ストーリーはそのままです。悟浄役の人は…出てきた瞬間「某CMの山瀬まみ!?」って感じの河童ぶりで皿がもう間抜けで…しばらく頭だけ出してゆらゆらしてたんで余計とほほな感じでしたが、甲羅を背負ってなかった分良かったですよ…皿さえなければいい感じの衣装だったのに(笑)登場人物は皆妖怪な訳ですが衣装が面白かった感じ。仮面を使ったりして上手く特徴と言うか個性を出してたかと。台詞は、やっぱりむすめかぶきの人たちだからか何となく歌舞伎調のイントネーションというかそんな感じでした。バックに絵が吊り下げてあるのですがそれが長い一枚の紙に描いてあってシーンごとに人が引っ張って巻いたりしてました。うーん、あまり好みの絵ではなかったかも…(笑)声明ってのはどこで出てくるんだろうかと思ったら菩薩様(だっけ?)が出てきてその台詞の最中ずっとその後ろの方で何人もの尼僧(本物)がぐるぐる円を描いて回りながら唱えてました。それはちょっと面白かったかも。休憩なしの公演でした。客層は年配の男女が多かった…かな。実験作なんだなあ、という印象でしたよ。
春

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