春の日記
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2004年05月15日(土) ファントム(宙組)、宝塚大劇場

※無闇に長い上に多分にネタバレですので悪しからずご了承下さい※
最初から普通にチケット取る事は考えてませんでした。ということで日帰り(弁当付)バスツアーを取ったのです。出発地が近場とは言えなくて時間は6:00集合だったけどまあその辺はなるようになるもので(笑)そんな宝塚初体験は宙組。事前に可能な限り内容や評価に関する情報は集めないことにしているので(先入観にとらわれたくないので…)、宝塚に関する情報もまるでなしの状態でした。
劇場は新しく広く美しく学校も傍にあり食事どころやショップなど周囲に劇場で楽しむための空間がきっちりできあがっている、という印象。さすがは本拠地ですね。うかうかとお土産など買い漁ってみたりしてしまう。お菓子は何だか笑えます。東京は東京で限定お菓子があったらしい…。
お席はセンターブロックではなかったけれど13列目。素でオペラグラスを忘れているし…。ちょっと前の人の頭が邪魔だったけど…。生オケで、指揮者は一幕女性、二幕男性。
セット結構好きかも。「そんな所から!?」という登場をよくするファントム様…。ロゴ入りの幕の写真をと思ったらカメラの電池が切れてました。ぎゃふん。あの微妙極まるマスクを撮りたかったのに…。あと、広告塔はあの時代トイレだったのでは…という意見を聞いたのでちょっと笑えるかも。
とりあえず、初っ端のシーンからうっかり吹き出しそうに…(笑)うは〜コレが宝塚か〜!って。…駄目だよここで吹き出したらファンに刺されるから…。ドラマ版を以前NHKでも放映していたけどあまりよく覚えていない。ひょっとしたら微妙〜に違うのかも。
キャスト、ファントム(エリック)は和央ようか。「その子の顔はこの世のものではなかった」「母親の美しさに比べるとまるで化け物だった」 … ど こ が ? ←基本すぎ。そこも突っ込まないことは暗黙の了解です。
他のどの怪人よりも踊ってることは間違いないのでは…。そして出たがり。隠れろよ!(笑)あ、でも普通に「かっこいいな〜」と思って観れました。一人称が「僕」。萌(え?)。繊細で可哀想な子です。酷いよ皆あんまりこの子を苛めるな〜!って感じで…(可哀想なのはお前だ)。 
クリスティーヌは花總まり。…ファントムらぶらぶ全開なんですけど?お前フィリップ眼中にないだろう…。でもキャリエールにも話を聞いていたのに顔を見て逃げやがったのはサイテーなのでは。エリックはそんな彼女を許したけれど。
キャリエールは前支配人にしてエリックの名乗れぬ父。なのだけれどフィリップと個体識別がつかないよパパ!設定的にもひげがあった方が良かったのでは…。しかし18歳で支配人見習(そんな職業が…?)でオペラ座に来た時すでに結婚していたってどんな人間だ。それでエリックの母に手を出すなんてサイテーだよ。
フィリップは要するにラウル役の筈なのに見事にないがしろにされている…(笑)まあ、大体クリスティーヌ以前にも四人の女を「歌のレッスンをつけてくれ」とオペラ座に送っているが全員に手をつけていそうな感じ。登場シーンも女連れだしサイテーだな…。ドラマはそこまでじゃなかったけどこの人がクリスティーヌと結婚したとはとても思えない。してたとしても幸せになれそうにない!四季版以上に!(笑)影が薄〜い。
支配人夫婦。旦那、小っさ!ひげ似合ってる感じ。明らかに恐妻家。「冬だ!」には笑ったね〜いちいちオーバーアクションで可愛い。キャラが立ってる感じ。カルロッタがまた凄い。お約束と言えばお約束だけど印象に残るわ〜(笑)
他。誰も名前を言ってないけどマダム・ジリィに当たる人はすぐ分かりましたね。妙に存在感を放っています。ファントムの黒子(?)とかもたくさん居るし、総出演者が多いこと。四季のとか見慣れてると余計にそう思う…。服が変わるともう個体識別のできない私にはどうにもならない。顔がはっきり分からないのと歌詞を上手く拾えなかったのがちょっと残念(それは修行不足…)。
ツッコミどころその他。●エリックが仮面コレクター!?●「赤い死」のデザインはまあ、誰がやってもこんなもんかな…。●でもピクニックに行く時はそれ着替えて下さいエリックさん。●仔エリックが可愛い。●曲はパイプオルガンの曲とか好きなのでまあ良いんじゃないですか、と。●あのラストは…つまりケン・ヒル版の初期のエンディングみたいなものと解釈すれば良いのですか?●結構見せ場だと思ってた「ファウスト」のデュエットが…ない…!?
あの大階段を下りてくるのをレビューっていうのですか?キラキラして皆で踊るの(よく知りません)。自分的にそれで最もうけたのは和央さんと花總さんの「真珠とりのタンゴ」!お前…それは…!って笑っちゃったよ〜…誰の選曲でそこには何の意図があるのだろう。やってくれるよまったく。※「真珠とりのタンゴ」は「オペラ座の怪人byケン・ヒル」で主題歌に使われている曲。
さて、ファントムものとしては。…微妙だよね…(笑)でも宝塚じゃなかったらどんな感じだろう。こういう甘甘な話だし宝塚でも正しかったのかも…?
と、言う感じでついに観ちゃいましたヅカ作品。これで演劇ファンと名乗っても良いのだろうか(東宝系を観てからにしようぜ…)。アレですね、やっぱ独特ですね宝塚。言うなれば、ジャンル=宝塚。ミュージカルとか歌舞伎とかストレートプレイとかそういう分け方の一種で。ヅカはひとつの文化としてすでに確立していると思う。様式とか。あのスタイルに慣れてからじゃないと個々の作品の評価とかは難しいのかも…。とりあえず今回は面白く観ましたよ。