安易な絶望で叫んでるあのコを痛ましくカワイイと思う。それでリストカッタァなんやって知って、同情なんて沸かないし羨望なんてありもしない。ただ彼のグルーミーのぬいぐるみが羨ましいだけだ。あたしの左腕は、壁紙のサンプルの様。引きつった、でこぼこの肌色。もっかい液体に戻りたいなんて思ったら、その時あたしはホントウに躯ごと消えるだろう。