以前は3年に一回ペースだったと思うのですが、このところ2年に一回くらい来日してくれるモーリス・ベジャール・バレエ団公演、『愛、それはダンス』にいってきました。火曜日・水曜日に続いてかなりだるかったので、朝は真剣にデイユースのホテルを検索してそなえたりして。会場は五反田でしたが、駅すぐのビジネスホテルに一時間1500円というのを発見。体をのばして寝れるというのは貴重だからなー。
ですが、結局は移動前まで仕事していたので休憩はいたしませんでした。わりとぎりぎりっぽくなってしまったので軽い夕食も駅前のモスバーガーで。
マルセイユ生まれの振付家モーリス・ベジャールももう80歳か・・・・・・。2年くらい前に世界初演になる『枕草子』東京バレエ団のために振り付け・発表する予定になっていたけどドクターストップがかかって来日できず。そして今回もやはりドクターストップで来日できなかったそうです。ベジャールバレエの集大成とも言うべき『愛、それはダンス』を見ながら、なんというか、たそがれの予感にひたりました。
大好きだったバレエ漫画SWANに感化され、しかもルルーシュの映画『愛と哀しみのボレロ』終幕でのベジャール作品上演(ジョルジュ・ドン踊る『ボレロ』)を見て、とにかく生で見たい! と劇場に行き始めたのがもう20年前になるのか・・・・・・。小遣い貯めたり、親にねだったり、それでも年に1、2回のことだったけど、海外からの引越し公演や世界バレエフェスティバルを継続的に見ていたのが10年くらいありました。
あるとき、世界から第一線のダンサーたちが集まって一作品ずつ踊る『世界バレエフェスティバル』が、パ・ド・ドウばかり抜粋されて技術を競いあうみたいに思えて、ふっと熱がさめても、モダンバレエの入り口として出会ったベジャールの公演には行くようにしています。
今日見た『愛、それはダンス』は新旧とりまぜたベジャールの代表作からピックアップした場面をつないでいったもの。最初と最後は出世作『春の祭典』(しかしまったく同じ場面なのはちょっとどうかと思うよ)、そして全編を通してロミオとジュリエットが舞台にあらわれるという形で統一性を保持していました。ああ・・・・・・はじめて舞台で見たのもこのタイプだった。『エロス・タナトス』という作品だった、交通事故で亡くなったバレエ団メンバーに捧げたというもの、記憶に間違いがなければ、冒頭ではダンサーたちが稽古場でバーレッスンしていて、そこに現れた男性ダンサーがゆっくりと舞台に崩れてそして自動車のブレーキの効果音。そこからストラヴィンスキーの『春の祭典』の狂騒のリズムへ。あれはすごい舞台だったなあ、わたしはとても若く、収録されていた作品群も若く、見ているうちに震えて涙が出たな。
今回はなんというか、『エロス・タナトス』にも入っていた作品やほかの機会にも取り上げられたパートが出てくると懐かしい友に会ったような気分になり(しかしアフリカ的な「ヘリオガバルス」などは今見ても呪術的ですごく好き)、かなり新しい作品である『バルバラとブレル』から採られた作品はかなりいいな、とホッとし、クイーンのBorn to Love Youとこの振り付けは合わないな、ちと寒い・・・・・・と思い(クイーンの作品をたくさん使った『バレエ・フォー・ライフ』は全体としては好きでビデオも持ってる)、でもU2の曲につけたのはいいなーと思ったり。もちろん、全体としては楽しみました。
そして、ベジャールのおかげで出会った曲がどんなに多いことかと感慨にふけりました。こどものころ同居していたおばが持っていたクラシック名曲集はかなり聞きましたが、大メジャーな曲ばっかりで(ビゼーの『カルメン』、チャイコフスキー『悲壮』なんかを覚えてる)あとは学校の授業で聴く程度。でもベジャールのバレエに使われてた曲をちゃんと聴きたい。・・・・・・と思って聴いて好きになったのがバッハ、マーラー、ラヴェルなどでした。ワーグナーもなんだかすごいなあ〜と思ったりしてました。懐かしい曲のいろいろをまたひっぱりだして聴いてみよう。
帰りはちょっと書店に寄り、くめたんの『さよなら絶望先生』4巻を買いました。 帰宅後、yしゃんとお話。仮眠後エロース絵を描いていただいたのだよ! 一枚目は困っておられる陛下がいとしく、二枚目はクロロさまがものすごい男前です。ドキドキ。
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