初日 最新 目次 MAIL


空想妄想いろいろ日記
青木カナ
MAIL

2005年11月25日(金)
さすがにぐったり

 仕事先から上野に向かいました。以前から行きたかったプーシキン美術館展@東京都美術館。会期の後半に突入しているし、金曜日だしでかなりひとがでていて心配しましたが、混んではいるけど時間をかければ自分の好きな絵の前に立ち止まることもできるくらいかな。

 この展覧会、今年の東京都美術館の目玉のひとつだったのではないかな。五月にすでに大々的にパンフレットなど配ってました。それも新聞みたいな大きさのを折り畳んで。開いてみると内部は全編オペラピンク、遊び心あふれるタイポグラフィが楽しいなと思っていました。そんなわけでチケットも図録もオペラピンクの印象強いです。これは目玉となる展示品のひとつ、マティスの「金魚」の色からでありましょう。

 19世紀なかば(一枚目はルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」で、同じ部屋にドガなども)から20世紀初頭(最後の展示室にはピカソやブラックのキュビスム。ただしお口直しに? 最後の一枚はピカソのアルルカンものでした)までのフランス絵画を、当時のロシアの大実業家シキューチンとモロゾフが収集した作品からえりすぐったという陣容でした。来年一月からは大阪にも巡回します。

 二月にオルセーに行ったときに好きだと[発見]したナビ派もまとまって来てたのが嬉しい。ドニは油絵も版画も好きでした。それからヴュイヤール。ボナールはここにあったのはそれほどでも。まあ、詳しい書き付けはほかのところにしようかと思います。

 展覧会が終わると、そこにはけっこう商魂逞しい販売コーナーが。プーシキン美術館のDVD5枚セットにちょっと心が動かされたのですが、せめて印刷のいい本で見たいという気分になるんじゃないかと思ってやめ。図録だけ買いました。マティスの複製版画とかも売ってて、なんかいつか買ってしまいそうな気もする。

 さて金曜日は八時まで開館している美術館が多いので、ちょっと欲をだしてみようと。北斎はどうかな? と国立博物館に行ってみたのですが、こちらはあと一週間ちょっとで終わるだけあって入り口から[混雑しています]とのこと。やめました。でもせっかくだから表慶館でやっていた陶芸の展覧会、[華麗なる伊万里、雅の京焼]展を。

 あ、やっぱり絵のほうが好きなんだ。ということがわかりました。全体としては。すでによぼよぼだったせいももちろんありかな。
 しかし色鍋島はやっぱり好きだなとか(チラシにも使われていた「色絵輪繋文三足大皿」がすばらしい)、仁清がけっこう好きかなと思いました。ここの売店でも大きな誘惑があったのですがなんとかやめて次へ。

 ちょっと欲をだしてみることにしたのです。同じ敷地内にありながら、たぶん・・・・・・入ったことがない法隆寺宝物館に行ってみようと思って。さらに左手奥へ進みます。途中ではむちっとしたしろ茶(お尻のほうが茶色)の猫たんが迎えてくれて、にーにーいいながらごろんちょして撫でさせてくれて、しかしながらごはんのひとつも持ってないよごめんでした。ことここに至ってはもうよろよろ。休んだり、メモ帳開いてみたり(こうして普段見ないものをゆっくり見ながらいろいろ考えるとネタ・・・・・・というより、雰囲気がつかめてくる)。でも灌頂幡はよかったです。

 そんなわけでハードな一日でありました。帰宅して絵チャのつもりが二時間寝ちゃったし(でもその後よい絵を描いていただいたよ)。

 買ったのはKiss、なるしまゆり『鉄壱智』2巻、岩明均『ヒストリエ』3巻(ずいぶんあいだがあいたような気がする)、山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』8巻。