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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2005年06月03日(金)
タイトル。

 拍手やコメントありがとうございます。お礼画像変えてから一カ月になるし、更新ネタは一応あるので週末になにかします。レオクラ館にはt川さんの美麗絵バナーも増えました、こちらもちゃんとしますね。

 昨日の余韻。
 とりあえず通勤中にエロースの内実を考えた。というわけではなく、どんな絵を描いていただこうとか表紙の色は何色に? とかそういう本づくりに関していろいろ考えていました。

 タイトルはなんだかもう自分のなかでは『夜の森』で決まっていて、でも考えてみたら自分でだした本って総合タイトルはみんな横文字だったのではないかとか。気合を入れて考えたタイトルはどちらかというと日本語が多くなるんだけど(No Ordinary Loveもシリーズ全体はこのとおり英語ですが個々の話は日本語題名のほうが多いはず)、センスが足りないせいか日本語タイトルでうまく文字やバランスを考えるに至らないからかもしれません。

 で、
「あ、そうか日本語題名と他言語のと、無理にあわせなくてもいいんじゃん」
と思いついたり。このごろ読んでないけど野阿梓の短編なんかはだいたいそんな感じだったなーと。ついでに言うとNo Ordinary Loveも本にしたときには外国語タイトルを各話の扉ページに併記してあって、これもものによってはかなり自由にやっちゃったなーと思いました。

 そんなわけで日本語は『夜の森』、全体はひょっとして"The Word for the World Is Forest"にするかもしれません。この響きが大好きなの韻も美しいし、もちろん雰囲気も。ル=グィンの中編のタイトルです。日本語では「世界の合い言葉は森」になってたと記憶しています。ちょっと調べてみたら、これは別に引用じゃないみたいだな。

 ほかにすごく好きなタイトルに「帝国よりも大きくゆるやかに」というのがあって、これは"Vaster Than Empires And More Slow" という、アンドリュー・マーヴェル作の詩「はにかむ恋人へ」の一節、
「わたしの植物的な愛は帝国よりも広大に、そしてゆるやかに育まれるだろう」
というのから取ってるのです。

 自分ではうまくつけられないんだけど、なんか動きのあるタイトルが好きです。語句になってるの。読んでもいないのに
『熊を放つ』とか『心臓を貫かれて』とか、これはいかにも翻訳調で固いけど『神の子どもたちはみな踊る』とか。前にも書いたことあるような気がしますが山田詠美のタイトルはううんと唸るのがいくつもある。自分のでかろうじて好きなのは・・・・・・と眺めたらなんか、あんまりいいのなかったです。しょんぼり。「愛のわざ」、「袖口と裾」、「あかくぬれ」くらいかなあ。「あかりを消せ」は詩のタイトルから取ったし。あ、外国語ですが"Doomed & Innocent"はうまくはまったときはすごく爽快だったのを覚えています。

 さて。
 やっと『海を飛ぶ夢』を見てきました。いい作品だった。ちょっと整理がつかないくらい、いろいろ考えました。