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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2005年03月23日(水)
白と黒(24日追記)

 雨の京都に行ってきました。行けばやっぱりいろいろと欲がでるもの、しかもyトさん(リンク1のすてきなクラピカ女の子小説サイトオーナーさま)が時間を作ってくださったのにものすごくあわただしく帰京してしまいました。安い企画券だから変更がきかなくて、残念でした。

 今回は東京六時始発、あるいは次ののぞみに乗ることが条件でした。帰路は自分で選べたのですが、翌日のこともあるし早めに帰ろうと五時半前に京都をでるのを選択。そんなわけで起床は四時台でした。
 くはー、でも昨晩ネットで見つけたラブラブエロエロ小説をよみふけってしまったおかげでけっこう寝不足だったのでした。男性向きだったけど[ようやく愛が実って結ばれるふたりの濃厚な夜]という感じで、ようござりました。

 今日は脳内もそんなモードになってしまい、ちょっと長く電車とかバスに乗ってると寝てるかそういう妄想でした。誰か書いてくれないかなあクロクラで。
 書きかけ師クラについてもときどき考えて、持参の煩悩ノートにちょこちょこメモを書き足し。日頃は自然とまるでかけ離れたちょっと引きこもり的生活をしているので、今日みたいな日に大きな池とか小山(もちろん、ひとの手が入っているものではありますが)に行くと師匠のお山についてなにかヒントないかなーとか貪欲にアンテナを張ったりします。銀閣寺ではさまざまな苔のみどりの濃淡も印象的だったけど、さすがに苔はないだろうなあ。いや、近くの洞穴に生えた苔で煎じ薬とか作ってるかもしれませんけど。

 で。あとは自分用備忘録だから箇条書きに近いほうがいいかな。明日続きを書こうと思います。さすがに眠い〜。

・・・・(続き)

・京都には八時四十分ごろ到着。バスで[博物館−三十三間堂]まで。四つ目。市内の主な場所は一律二百二十円、後ろから乗って前で支払って降りるタイプ。

・今日のメインである京都国立博物館は九時半開館なので、そのすぐ前にある三十三間堂(九時から)に。この名称は通称でほんとうは蓮華王院。後鳥羽上皇が平清盛に命じて作らせたとか。たぶん高校の修学旅行で来たきりでした。本尊を中心に左右に十段全部で千一体の千手観音像が並ぶさまはまさに威容。ゆっくり見ると一体一体お顔や衣類など細部が違っています。そしてそのまえには右端の雷神左端の風神にはさまれて二十八部衆像。

・九時半すぎに出てくると降り始めてました。
 京都国立博物館へ。今回の若沖は通常の展示室を使ってるので入場料もふつう。四百二十円。入場口から展示館まではおおきな庭を通って。
 二階の特集展示に直行。十一室と十二室。後者はなんというか鶏特集と思った(実際はちょっとだけ鶏と関係ないものも)。前者に展示されていた拓版画
『玄圃遥華』の二枚に目が。墨の深み甘さそしてあかるさ(ちょっと逆説的だけど)。本があったらほしい! と思ったけれど以前出たものは売り切れだそうで特設売店にあった十八枚分の絵はがきだけ買う。
 くわしいページを発見。
http://yoshihiko.com/style/0306/
わああ二千年の展覧会にもある程度は出ていたのね。まったく忘れておった。
 ほかには鶏頭のとろりとした赤と差し色の黄がすごい(もちろん形状もすごい)「鶏頭蟷螂図」や後ろから鶴を見てる絵で鶴の頭部が省略の結果くちばしだけで表現されている「梅鶴図」が好き。
 絵についているキャプションもかなり自由な感じで楽しい。東京の国立博物館もこんな感じあるのかな? 二千年の若沖展も英語タイトル"Jakuchu!"(実際は最後のuには伸ばし棒が引かれていた)が踊ってたし今年の春にやる同時代の画家・曽我蕭白の展覧会も"Shohaku Show"だし。
 なんたかひもじいなーとか思いつつほかの展示も見て(漆器のと仏像がよかった)博物館付属のカフェで[祇園パフェ]−白玉と抹茶アイスがあるかなかな? を。

・急行バス100に乗って銀閣寺へ。乗ったときには混んでたけど清水寺でかなりすいた。
 銀閣寺(はやっぱり通称。慈照寺)の春の特別拝観がはじまっていたので行くことにした。本堂の三室・国宝東求堂だけだと千円,プラス1993年改築の弄清亭で二千円。高いなーと思ったけどせっかくだからフルコースで説明してもらう。
 桜はもちろんまだ。満開だったのは馬酔木の花。その後もまとめて見たしこの花やっとおぼえた。あとは散りかけの椿に風情あり。各種の苔も。

・今回の日帰りチケットには三千円分のクーポンがついていた。指定の料理店(京都のいろんな場所に二十ばかり)あるいは京都駅などのお土産店で金券として使えるもの。ひとりだし時間も惜しいのでクーポンはお土産に使うことにして昼は先日買った京都散歩の本に載っていた紅茶の店アッサムへ。はじめて聞いた! のアボカド・カテージチーズ・ジャムのサンドイッチを試してみる。おいしい。お茶はディンブラ。店自体も居心地がよくて満足。

・最後の目的地である相国寺の承天閣美術館はちいさいということなのでバスに乗るまえに目についた橋本間雪記念館に入る。八百円。画家の絵展示は最後のちいさな建物でほんのささやかだったけどそこに至るまでの日本庭園や大画室・存古楼がすばらしかった。しかもしばらくは庭をひとりじめ状態だったので余計に風情が。

・承天閣美術館へ。相国寺派に属する鹿苑寺(金閣寺)大書院の障壁画から「月夜芭蕉図」と「葡萄小禽図」がもともとのレイアウトを保存したまま展示されているのが目当て。もちろんこれもよかったけど現在の特集展示になっていた陶器で,宋の黒い陶器を(自分的に)発見。これはいいなー。

・yトさんがお仕事を早めに引けて会いにきてくださりケーキのおいしいカフェに。新幹線の時間があるのであっという間。レオクラの話はもちろんレオクラサイトを紹介しあったり。ぜひ次回は前もって相談して日取りを決めゆっくりお会いしたいもの。いただいたお菓子はやっぱりおいしかったー。

・京都駅まで送っていただき(ああーずうずうしくてすみません)新幹線に。駅でクーポンを使って焼き鯖寿司とか菓子などのお土産を買う。それから日渡早紀『Global Garden』八巻完結と津原泰水『少年トレチア』(萩尾さんの表紙でびっくり)を。

 というわけで「白と黒」は『玄圃遥華』,宋の陶器,ついでに「白黒ショーってなんだっけ」と帰宅して調べたことでありました。