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空想妄想いろいろ日記
青木カナ
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2005年01月26日(水)
トウキョウにおけるすぺいんけんぶつ

 忙しい一日でした。通常の仕事→移動して会議→移動して旧友とごはん、おしゃべり、ほぼ午前様の帰宅。会議はいろんな部署から集まって今日は顔合わせくらいかと思ったらけっこう議論あったし、なにより顔ぶれがなんだかうーん、うちに来て長いし今までも責任ある仕事をやってきてるひとが入るもんじゃないの? なんでここにわたし? って感じでした。秋くらいまでは忙しくなりそうです。

 でも会議に移るあいだにすこし時間に余裕があったのでお買い物など。
1)ふつうは行かない古書店(音楽・映像ものもすこし扱っている)で、かれこれ一ヶ月ほどなんとなく探していたユーミンの旧譜『Alarm 'a la mode』を発見。このなかに入っている「さよならハリケーン」がなんだかどうしても聴きたくて探していたのです。美品で千円だったからよしとしました。考えてみれば生まれてはじめて買ったレコードの一枚がユーミンだったなあ。十年くらい前までは新作が出るときっちり買って、サービス精神満点のコンサートにも三回ほど行きました。「ブリザード」という曲のとき、バックからライトが当たってユーミンの姿がシルエットになり、しかも巨大な扇風機がまわって髪もなびくというのがかっこよかったなあ。いろいろ好きな曲があります。明日ちょっとまとめて聴いてみよう。

2)会議に行くところからちょっと足を伸ばすとそこは外苑西通り。今日になってわかったんですが(遅い)これがいわゆるプラチナ通りなのね? シロガネーゼなのね?
 目指すは”世界最高のレストラン”エル・ブジのシェフ・パティシェをつとめていたオリオール・バラゲ("デザート界のピカソ"と呼ばれてるとか)のチョコレートショップです。去年の十一月にオープンしたそうな。

 ちいさなビルの二階へのぼっていくと、プラスティックな印象のお店があります。販売スタッフはひとり、このごろの高級チョコレートショップではおなじみになった感のある保冷式カウンターのうしろに控えています。
 チョコレート大好きなyちゃんと電話で相談しながら彼女のためには十二のフレーバーが一粒ずつ楽しめるものを。うちには、バレンタイン限定の赤い箱に入った六個入りひとつと、さいころ形の箱にはいったオレンジピール&ブラックチョコのコーティングを買いました(これは開けました。おいしい)。さすがにわさび・醤油・抹茶の三フレーバー詰め合わせのコレクション・ニッポンには手が出なかったな。

 エル・ブジ関連のチョコレートショップといったら去年のスペイン行きでmしゃんが見つけてきたカカオ・サンパカがすぐ思われるのですが、
「バルセローナのお店はどこにあるんですか?」
「あ、すみませんわたしはわからなくて・・・・・・少々お待ちください」
と、奥から連れてきてくれたひとと話してみたらなんとバラゲさん本人でした。伊勢丹に招かれて来日中だそうです。ウェブで調べてみたらちょうど今日、新宿伊勢丹でデザートについてのセミナーをやるところだったみたいでした。

 バルセローナのお店の場所もきいたから今度のぞいてみよう。
 と思ったら・・・・・・店内に飾ってあったファッション誌の記事に

”バルセロナの本店は完全予約制

と書いてありました。ハリー・ウィンストンかよ!? とお下品な叫びを脳内で。そしてすぐに
”これはネタになる。ぜったい行く”
と思いました。今回バルセローナにもし足を伸ばすことになったら探訪してきます。でもなぜチョコレートショップに予約なのか。まさか、完全に注文生産で小ロットだとダメとかなのか。たとえば企業のノベルティとして配る用ならいいのか。
 ↑ちょっと調べてみたら、「オリオール・バラゲ・コンサルティング」という名称になっていました。そして別ページには「企業のノベルティ、ホテルへの納入」et ceteraが紹介されてて、個人はあんまり相手にしてないのか? という印象があります。うーん、いよいよ気になる。
 
 帰宅してからyちゃんと話したら、ネタというところに反応して
「チョコ好きのクラピカを引っぱっていく話なの?」
と言ってましたが、一応、そんなにあからさまに使わないよー。なんかのヒントにします。たぶん。

 会議のあとはコレド日本橋へ。とりあえず行ったことがないから、ということでここにした新しめのビルです。去年十月にナイナイのゴチバトルで「予算五万八千円」の舞台になってたサン・パウというレストランがアネックスにあるのは知ってたけど、なんと夜のコース二万円〜なのでさすがに。でも先日調べていたらワインバーがあるということで、食事のあとで行ってみました。

 アネックスは二階建てでまるごとサン・パウ。一階は外からも見えるガラス張りのキッチン、まっしろい服装のコックさんたちがきびきびと働いています。そしてドアを開けると(ほんとうはドアマンがいるんだけどわたしたちの背が高くないためかドアの途中に開けてあるガラス部分から見えなかったらしい)わりと暗めの照明のレセプション&クロークです。トイレもこちら。

 レセプションにはコの字型のカウンター、その奥にワインセラーが見えるのでここがワインバルかと思ったらバーも階上とのこと。入って右の壁面に四枚かな? 飾ってある絵が海の食材を描いたものばっかりなのに注目しつつ、コート類をあずけて二階へ。
 バルのスペースはつまりダイニングへ続くウェイティングスペースでした。バーマンがふたり、それから場の責任者らしい男性。夕食前に確認してあったことですがこちらではほんとうにおつまみくらいしか出ないそうで、一応メニューは勧められるままに目を通しましたが(一番上にベルベレチョ−”ザルガイ”が8000円であったのがすごいぞ)たんまり鶏肉コースを食べてハレツしそうだったので断り、ワインを見せてもらうことに。
 友人もわたしも量は飲めないのでグラス売りのを見せてもらうことにしました。リストも眺めたけど、最初にスペインワインの産地説明などがあって読み物としても楽しかったな。
 結局友人は軽めの赤(エナテ)、わたしは初めて見たヌマンシアNumanthiaというフルボディの赤を頼みました。Zamora周辺にあるトロToroの蔵元、100%ガルナッチャ種。これが口当たりふくよかで厚みがあっておいしかったです。とくに一口目。さすがにお値段も張りましたが。

 バルの客はしばらくのあいだわたしたちだけだったのでゆっくり食事のメニューを見せてもらったり(ふたつのパートに分かれるというデザートが気になる!)、本拠地のオーナーシェフのカルメさんが海の幸への愛バクハツで作った本(だって「エビ、究極のプリマドンナ」ってコーナーとか、芸術的ヤリイカ絵とかいろいろ)を見せてもらったり、二月に愛知万博あわせで来日する予定などと聞いたり、サービスでピーナッツとクッキー類など出してもらって楽しい時間でした。友人との話題は、基本的にプライベート関係。中学・高校からの友人でお互いの家族も知っているのですが、そろそろ老いてきた親のこととか、配偶者のこととかね。二万円〜の夜に突撃はできそうにないですがまずは昼のコースにトライしようと約してワインバルを出たのはかなりの時間でした。

 というわけで帰宅−買ってきたチョコのお披露目−入浴−ちょっとだけネットして寝ました。