度々旅
INDEX|past|will
学校に行く道の途中で、ツバメの巣を見つけた。こどもたちが、だいぶ大きくなっているので、どうやらずいぶん前からあったようだ。全く気付かないでいたよ。 久しぶりに同学年で新宿へ。なぜか新宿案内人になっているあたしが店を決める。タイ料理。昼間久しぶりに日差しが強く、夏気分になってきたところ。最近どよよんとしていたあたしは、少しずつ復活してきた。そんな時に食べる辛いものはガツンと元気が出る。その後、花火をするとか雀荘にいくだとか、卓球をするだとか、ボーリング、ダーツ、ビリヤードなどといろいろ案は出たものの、店を出たらヘトヘトで、あたしは脱落。 けれど、どうしてもコーヒーが飲みたくて一人で西口を徘徊。途中雑誌を買おうと、地上に出る。露店の親父が店じまいをしている。おじさん、もうおしまい?と聞くと、横にいた怖そうな親父が、何ほしいの?と聞いてくる。どうやら、その辺の店を仕切っている人らしい。あたしが欲しかった雑誌はなかったので、諦めてコーヒーを飲みに行こうとしたのだけれど、なにやらその店の周りには異様な空気が漂っている。みんな違う方向を見ているし、知らない人同士に見えるのだけれど、何かを共有しているように見える。なんだ?と思い、あたしも少しそこに立ってみた。数分後、さっきの怖そうな親父が、「いいぞ」と言った。露店の親父は再び店を広げ、その辺にいた人たちは、雑誌を買い始めた。なるほど。警察の見回りで、一瞬店を閉めたのね。納得して立ち去ろうとしたら、おねーちゃん文春来たよといわれ、文春ゲット。 露店の親父たちと、警察の間には暗黙の了解があるのね。きっと。学部のころに感じた、当局と学生の間の暗黙の了解みたいなものなんだろうな。こういう暗黙の了解みたいなものを察することができない奴が出てきてしまうと、そこにあった秩序がくずされる。それは、だいたい外からやってくる。いつまでも、表には見えない秩序が守られ続けるといいなと文春片手にコーヒーを飲んだ。ホントは、新潮が欲しかったんだけれどさ。
|