度々旅
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2002年10月17日(木) 右や左へ

 学校では、わたくし、ちょいと変わり者に見られているような気がしている最近。よく考えたら、去年からの知り合い以外とは、あんまりじっくりお話しをしていなかったことに気付いた。どうやら、思想的な部分に関しても、私の精神構造に関しても、勝手な想像をされている模様。

 たくさん話したことがない人は、私の普段の様子や他の人と私がしている会話から、私像をつくっているのでしょうが、特に思想的な部分においては、○○と言っていたから、右に違いないだとか、左に違いないだと勝手に思われている模様。っていうか、右の教授と話して、その内容に関しては同感だと言っていたら、周りに右だと思われていた。そして、世間で言う右イメージを持たれていた模様。いや、いいんですけどね、どっちと思われても。

 学部の頃思ったのだけど、右は悪いとか、共産党は悪いだとか、革○は悪いだとか、よく言う人がいたけれど、どこが悪いの?と聞くと、「だって、怖いじゃん」くらいの答えしか返ってこない。何を考えて、彼らが行動しているのか、わからずに拒否するってのがわからん。じゃ、あんたはどう思っているのさ?と聞いても、別にその人なりの答えが返ってくるではなく、そういうこと聞くこと自体、私がおかしいと思われた場面もあった。いや、それでその人が幸せに平和に暮らしていくのは良いのですが、仮にも官僚を目指していたりして、そういうこと言われてしまうと、なんだかなぁ〜と思ってしまうわけですよ。

 たちの悪いことに、そういう人は、ちょいと思想的な部分の話に触れると、その人を、極右や極左として、駄目なものとして扱う。同じ視線で、語れずに、正論を言われても、あんた、使えない正論を言って何になるのさ。代替案を出せよ、みんなそんなことをわかった上で、それが出来ないから、危機感感じて、勉強して、それぞれが自分の思う方向にコミットして、闘っているんだよと思うわけです。

 今回、私に勝手に右レッテルを貼っていた彼は、別に私を非難するつもりではなく、ただ、自分が社会正義論を勉強中だったから、右の人の発想を聞いてみたいと思って私にいろいろ聞いてきたということだったので良かったのですが。といっても、今の私が右にコミットしているというわけでもなく、以前はなんのためらいもなく、左に流れつつあったわけで、いまさらですが、そもそも左や右ってなんなのよ、と思って勉強している所。だから、彼と同じ状態なんだな。よって、彼と同じ状況であるわけであります。こういう話題がタブーとみなすこと自体、そもそもパターナリズムによるものなのかもしれないのに、それさえ気付かない平和な世の中は、いつまで続くことができるのでしょうか。それまでに、私は私がコミットする何かにたどりつくことが出来るのでしょうか。


こげんき |MAILBBS

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