FILL-MIND [フィルマインド]心情記 

   
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2002年11月02日(土)  ■陳腐な想い■

それを恋愛と呼ぶにはあまりに貧しい。ひたむきというには、あまりに陳腐。

沸きたつ欲望の赴くままに、その場の激情のまま、心も想いも、とってつけたようなそれら。時間の共有だけが至極だった。

芯にあるものに目を向けられなくとも、耳を傾けられなくとも、受け入れられなくとも、応える術すらなくとも、人は恋しさに寄り添って過ごしていける。

なぜ、心は気付くといつも、波打ち際に寄せられてしまうのだろう。なぜ、人は安住を望むのだろう。切なさと哀れさと。既に偉そうな言葉で許される時は過ぎていて、口寂しい語り癖は消えない。

安っぽいセリフに恥ずかしくならずにいられるのは、つまらない感覚ばかり尖ってしまったせいだろう。心にしまった伝えるべき言葉たち。吐き出せる日に辿り着けるのだろうか。

恋も信念も自分も、履き違えてしまわないように。想いの存在を無くしてしまわないように。真意に出会うチャンスを見逃さないように。生きていたい。

濁っていない情熱が、その場所に生まれ出でくるように。





 
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