
↑ (出発のマグカップ。『はちのむさし』。 ボーンチャイナ。大きな取手の中は軽くするために空洞になっています。取手が大きいので少し形がひずんでしまっていますが、私のデザインに忠実に考えてくださいました。イラストも恥ずかしい漫画だね。)
小さい時『マグカップ』って言葉を知らなかった。 私の生活はまったくの和風でした。
高校を出てすぐ陶器会社に入ったとき 「研修でマグカップをデザインしてつくって下さい」 と課題を出され戸惑ったのを思い出します。 当時の私の生活の中にはインスタントのコーヒーもなかったのです。
マグカップのアイデアスケッチを描くことになっても 「コップ」しか知らない稚拙さからマグカップのイメージがつかめず、 花瓶のような大きなマグカップになってしまいました。 そんなデザインを見てもうなずきながら「外国ではミルクに卵を入れたりカフェオレなんかも大きい方がいいよ」「船乗りはコーヒーがこぼれないように底辺の大きいマグを使うんだよ」とか西洋の食器の話をみんなできかせてくれました。 18歳の新米社会人には世の中は知らないことばっかりでめくるめく数ヶ月。。 普通に職場の同僚のはずなのにみんなすばらしい達人だった。 (エキスパートでプライドとかそんなのをさらりと持ってる人たちだった)
♪はちのむさしは死んだのさ〜〜♪ はちのむさしは太陽に立ち向かいます。なんどもなんども。当時の私のチャレンジな気持ちです。大人になるために
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