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Nekomar's Diary

2011年01月08日(土) のんと決裂

どうにも。
のんは下手だ。
「あ、しまった」と思っても、謝ることが出来ない。
(たぶん。「あ、しまった」とすら思っていないとしたらこれは困る。)

今日、そろそろ新学期の準備をしようと言う話になった。
いつもよくある光景としては、
始業式の前日、悪くすれば夜になってから
「これ書いて」と保護者からの感想の欄がついたプリントを持ってこられたり、
「これに丸を付けて」とプリントを持ってこられたり、
「これがいるんだった・・・」と持ち物を言われたりする。

だから今回は
「遅くても日曜日(始業式の前々日)までに、
 私に書いてもらうもの、用意してもらうものを言いなさい。
 前日は絶対動かないからね」
と宣言した。

毎日仕事で忙しく、夜でないと顔を合わせないママさんならわかる。
それは子どもも仕方ないだろう。
でも、でもね。
私は殆ど一日中子どもたちと顔を合わせて、
しかも長期休みの最終日辺りは、昼間から「用意しておきなさいよ」と
言っているにもかかわらず、いつもそんなことになるから
今回は強く言ってみた。

とりあえず、のんも、むつも動き出す。

やはり出てきた、私が判子を押したり、感想を書いたり、丸を付けたりする
必要のあるプリント、ドリル等の類い。
今日言って良かった。と思いながら丸をつけていると・・・

のんが、「せんたくばさみ」と言ってきた。

せんたくばさみがどうした。

「いるんだけど」

なぜ単語でしゃべろうとする?
どうして
「雑巾をかけるのに洗濯バサミが1人2つずつ持っていくの、ちょうだい」
と言えない?
……のんの学校は、一人ずつの椅子のところに両脇からつるすようにして
  雑巾をかけることになっている。
  その為、普通の洗濯バサミではなくて、紐がついているものを持っていくのだ。
  もちろん、あらかじめ紐のついているものではなくて
  普通の洗濯バサミに紐を付けて持っていっても良い。

そこまでののんの態度で既にイラッときていたのだが、
ふと気がついた。
少なくとも、今まで(1学期や前年度に)あわせて3回は洗濯バサミを渡している。

・・・どうして、洗濯バサミが無いの?と聞くと、黙っている。
前に持っていっていたヤツを使ってよ、と言うと、
それは4年生の時だとかなんとか、ぐちゃぐちゃ言う。

まあ、早い話が無くしたらしい。
3回とも?!
6つも?!
と言うと、ムッとした態度でただ黙って立っているだけ。

「なくなっちゃったの、ごめんなさい。2つもらえる?」
とか言えないんだろうか?

探しなさい、前に渡したのがあるはずだからと言うと、
押し入れの中のカバンを少し探って(この態度もムカッときた!)
「ない」
と言って、立っている。

もう限界。
じゃあ100円ショップにあるから、自分の小遣いで買ってきなさい、
自分の小遣いで買ったら大事にするでしょうから、
というと、
「もういい、持っていかないでロッカーに入れておくから」と言う。

とにかく、無くしたことを認めなさい。
そして今度はどうするからとか、なにかそういう意思表明をしなさいと言っても
ムッと黙ったまま。

決裂。

結局、
のんは一人で洗面所にある洗濯バサミに、荷物用の紐を結んで
カバンに入れていた。
それだってタダじゃないんだよ、お金を払ってちょうだいよ
などと憎まれ口を言ってしまった。

どうして、どうして物をなくして平気なんだろう?
どうして最初から探そうとせずに、私に言ってくるんだろう?しかも単語で。
おまけに態度が悪く。


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