朝の支度が早くなってきた。 暖かい朝が続くようになって、布団から出易くなるからだろうか。
とても余裕のある朝。 理想的だ。
懲りも懲りずに、帰宅したむつが言う。 「今日、遊べたらMちゃんから電話がかかってくるの!」
わははははは。 いや、Mちゃんも悪気があるわけじゃなかろうが。
そんなむつを横目に、のんは友達と約束をして、 さっさと遊びに出てしまった。
むつと私。
宿題をしてから、おやつを2人で食べる。 ポリポリポリ。
電話はかかって来ないねぇ。 ポリポリポリ。
・・・。
お母ちゃんと一緒に公園で、一輪車でも練習しようか?
うん!!
元気に返事が出て、2人で公園に行く事に。 こんないいお天気で、公園に行けば、きっと他に遊べる友達もいるだろう。
そう思って向かった近くの公園。 一輪車を押しながら行くと、公園に入る前から 「むつちゃーーーん!!」と声がする!! おお!!やっぱり!! Tちゃんや、Kちゃんや、Nちゃん…同じクラスのお友達が何人もいる!!
すごい!!良かったね!いいよ、行っておいでよ!と 私が一輪車を受け取り、むつを先に行かせる。
ああ、良かった。 やっぱり、公園に来てみるもんだ。これでむつも遊べて… と思ったら。
ニコニコしながら、むつが私のところに戻ってくる。 「おかあちゃーん、一輪車、一輪車!」
あら、「持ってきたから一緒にやろう!」と言って お友達のところに持って行くのかしら・・・ と思ったら、 なんと、その場で黙々と一輪車の練習を始める、むつ。
えーーーー?! 友達がいるのに? 友達は、砂場とか、大型遊具で遊んでいるのに??
「お友達と遊ばなくていいの?」と聞くと、 ちらりと見て、 「うん、いいの。れんしゅうするの」
・・・。唖然。 そうか。そうなのか。 いや、「練習しよう」って来たんだから良いんだけど…。 でもちょっと釈然としない気分。
ただ、別にその子達に嫌われているとか、 むつもそのお友達を嫌がっているとか、そう言う事ではないらしい。 遊びが途切れると「ちょっと(一輪車)貸してー」とお友達がくるし、 それに対してむつも快く貸しているし、 練習しているむつに対して「がんばってー!!」と笑顔で応援してくれるし。
うん、そうなんだよね、きっと。 「友達がいたら一緒に遊ばなきゃならない」なんてルールは無いんだよ。 ね。きっと。
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