問題発生は昼ご飯のとき。
のんは今、少し髪の毛を長めにしている。 …というよりも、 4月の入学式直前に一度、ボブにしたのが、 そのまま伸びていると表現した方が的確。
基本的に、…この日記にも何度か書いているが… 私は、自分自身がそうであったからか、 小学生のうちは髪の毛を結ばなければならないほど長くするものでは 無いと思っている。 いくら結んで行っても、体育などがあったり、着替えたりする時に バサッと落ちてしまえば意味が無い。
その時に、自分で始末出来るくらいの長さが望ましいと思うのだ。 朝も、自分できちんと梳かして行けば良いくらいの長さが望ましい。
だがしかし。 どういうわけか、子どもは伸ばしたがる。
そして我が家は基本ラインを決めた。 朝、身支度を終えてから、7時半までに「結んでください」と 櫛と髪飾りを用意してくること。 食事の前は、髪の毛を留めてくること。
そして、むつは・・・。 元来、とてもとても、髪の毛や洋服について興味のある性質なので、 きちんと欠かさず、 「結んでください。きょうはこうやって、こうして・・・」 などと、髪型のリクエストもプラスして頼みにくる。
だが、のんは・・・。
元来、洋服だって一番手近にあるものを着るタイプ。 気に入っている色形のものならば、毎日着てしまうタイプ。 (さすがにそれは私がとめているので、ちゃんと洗濯に出すようになったが) 髪の毛を結んでいる間、ジッとしているのも勿体ない!という 感じに動き回るタイプ。
それはそれで、とても良いと思う。 性質の違いだ。 むつにとっての髪型は、時間を割いてでも私に整えてもらいたいもの。 だからきちんと時間通りに頼みにくるわけで。
のんにとっては、それほど重要ではない。 だからこそ、むつのやってもらっている時間に私が 「のんはどうするのー?」と声をかけて初めて、 「ああ!そうだった!やって!!」とあわてて用意する。 食事の時間の前に、髪の毛を留めてくることが出来ない。 何度食卓についてから「髪の毛(とめていらっしゃい!)!」と注意した事か。
それなら、切れば良いんじゃない?と言っても、頑として「切らない!」 あまりにも強固に「伸ばす!」と言うので、 私も何となく「次に(髪を)とめて来なかったら切るよ!」と言うのが 続いてしまっていた。
そして、今日。 昼はそうめんを食べていた。
のんは、髪を留めて来ない。 何度も言っているのに。何故、きちんと出来ない?
「何度も言っても、ホントに切らないからじゃない?」 と父ちゃんが言った。
そうだ。本当に。その通りだ。 そんなこと言っても、結局いつも切らないじゃない、と思われている。
昼食を終えて、強硬手段に出た。 ベランダで切る支度をして、のんを呼ぶ。 「出てきなさい」「嫌だ」 「切るよ」「やだ」 押し問答の繰り返し。
私もあまりバカバカしい体力を使いたくなかったので、 極力静かに呼びかけ、穏便に切る方向にもっていこうとする。
のんは、…まだ、私の言う事を全く無視して動くほどに 神経が太くないらしい。 網戸越しだが、「やだ」と言いながら座っている。
だが30分もしたころ、私が我慢ならなくなった。 部屋に入って、むんずと腕をつかみ、強制的に座らせる。 ああ、はさみがあるから、危ないから、本当はこれをしたくなかったのだが。
のんは泣きっぱなし。 いや、もう切ってるから。 泣いても仕方ないから。 泣くくらいなら、ちゃんとすれば良いじゃないのと言うと、 「ちゃんとするつもりなのに、お母ちゃんが切るから」 等と言う。 どっちが先なんだ。
かくして、涙と鼻水と、切った髪が相まって酷い状況になったので、 そのままシャワーへ。
さっぱり。すっきり。 あら、可愛いじゃない。短い髪、すごく似合う!と言うと、 嬉しそうに笑った。
・・・。最初から素直に切ってもらったら良いのに。
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