のんが下校する。 5時間の日、それも金曜日だと、 週末の荷物を持ち帰ったり、いろいろ支度が長引くのか 家に着くのは15時、遅いと15時半近くなる。
そこから手洗い、うがいをして、 今日のことを一通り話して、おやつを食べて、 宿題をして…となると、すぐに16時。
「○○やって遊ぼう〜!」 と言い出す頃には、むつをは医者に連れて行かないとならない時刻だ。
あーあ。 気持ちは分かるが、のん、不機嫌になり過ぎ。 「家で待ってる」 と言う。
1年生だし、帰る時間がハッキリしていれば、 30分〜1時間くらいは留守番をさせても…とも思うが、 今までの診察経験で行くと、混んでいたり前の人の治療が長引いたりすると 軽く1時間以上かかったりすることもあるので、 のん一人を置いていく気には、とうていならない。
それより、なにより、 のんが歯医者に通っていた時には、 むつはついてきてくれていたじゃないか。
どうものん、最近ワガママである。
「このくらいまで要求しても大丈夫」とか 「このくらいのことは怒られない」と思っていてのことか、 はたまた全く考えていないのか。
結局、なんだかんだいいつつ、3人で。 でも行けば行ったで 「あ!今日はこの本読むんだ〜♪」 とか楽しそうにしているクセに。
のんはいつもそうだ。
むつの歯の治療、回数を重ねてきて、だいぶ進んできた。 本人も慣れてきた……のかな? だいぶ長い時間ガマンが出来るようになってきて、 先生にも助手の方にも褒められる。 得意気に診察台から降りてくる、むつ。
そして、むつは今度の日曜日に5歳になる。 「もう5さいだもの!」 のことばが、呪文のように効き目があるらしい。
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