16日夜から、ものっっっすごい嵐。 「強風」なんてモンじゃない。台風のような雨、風。 朝は雨は上がっていたものの、すざまじい風が吹き荒れる。 (ニュースより)
うはーー。卒園式は、嵐の中か。 身の危険を感じるほどの風の中、来てくれたばあちゃんにむつをお願いし、 「いってらっしゃーい!」と送り出されて幼稚園へ。
かなり早めについたのだが、すでにお友だちはたくさん来ていて、 それぞれ先生と写真を撮ったり、お友だちと撮ったり。 式が始まるまでの間、親子ともども部屋で待機。
こうして遊んでいる姿を見ると、まだまだ幼くて、楽しそうで、 「これで幼稚園とお別れ」なんて言うに忍びない気がしてしまう。
学校に入る前の、…甘えて、ただただ遊んでいられて、楽しいだけの時間。 (ま、本人たちにはそうでもないこともあるんだろうけれど) まだまだ、奪うには早すぎる気がする。
保護者はホールに上がり、式が始まる。 卒園児たちが入場してくる。
まずは保育証書の授与。 3クラスあるけれど、3年間過ごすとほとんどの子は知っているものだ。 ああ、あの子も、あの子も。 あの時泣いていたあの子も、よく遊んだあの子も、みんな卒園だ。 何度も練習したのだろう、 みんなしっかり大きな声で返事をして、決められた通りの動作をして、 しっかり受けとっている。
立派になったなぁ。やっぱり、今日で卒園なのだ。
そして、無事にのんは精勤賞を授与された。 ホッ。 よく頑張ったねぇ。
挨拶や、卒園児たちのことば、うたが終わり、無事に式が終了。
部屋に戻り、担任の先生から保育証書をあらためて授与される。 またホールに戻り、今度は親子、先生で謝恩会。
お弁当をいただき、保護者の出し物、先生たちの出し物、クイズ大会。 それから、子どもたちの歌とハーモニカ「おもいでのアルバム」。 楽しい時間はあっという間。
集合写真を撮影し、今度こそ、本当に先生とサヨウナラ。
のんの先生はのんたちの卒園と同時に退職されるので、 園に遊びに来ても、もう会えない。
ひとりずつ先生にお花を渡しながら、先生とお話し。 のんは家から持っていった手紙を渡して、ナニゴトか話をしていた。 そこで泣いてしまう子もいるなかで、 のんは神妙な顔はしていたものの、真面目に話をして「ばいばい」と挨拶。
「なにをお話ししたの?」と聞いたのだが、教えてくれず。 いいなぁ。どんな話をしたのだろう。
そして、クタクタになって帰宅。
ばあちゃんに証書を見てもらい、記念品や卒園アルバムを見て過ごす。 その後バーバも来て、同じように。 賑やかな時間が終わり、ほっと一息の夜。
・・・と。
あれ? なにやら便箋が一枚。 みると、のんが書いた、先生に宛てた内容が。
・・・・???のん?? 「これ・・・?」と見せる。
どうやら、先ほど先生に渡した手紙の封筒に、入れ忘れたという!!! なんてこと!! 先生に、最後にカラの封筒を!!!
・・・封筒はのん、手作りしていたので、 どうやら封筒を作ることに集中しすぎて、最後に入れ忘れたらしい。
あっはっはっは!! ……なんて笑ってはいけない。
のん、堰を切ったように泣き始めた。 先生に会いたい、渡しに行きたい、と泣く。 先生のお家まで届けに行く、と泣く。 うーーーん。 郵送しようか、と言うのだがそれはイヤだと泣く。
あらら・・・。
実は明日、先生とママさんだけでお食事会がある。 その時に渡そうと思えば渡せるのだが……。 自分で渡したい、と泣く。
・・・明日、先生に聞いてみよう。 いやはや。まいった。
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