朝から子どもたち、よく遊ぶこと遊ぶこと。 随分前に買った幼児雑誌の付録に付いていた、 所謂着せ替え人形のような、紙製の人形を使って、おままごと。
海苔の空き缶を家に見立てて、 「こんにちは〜、おじゃましまーす」 「学校に遅れちゃうわ、急いで!!」 「うん!わかったわ!!」 「はやくーー」 などなど。 話の内容は脈絡がないんだか、アニメの影響なんだか、 学校に行っていたかと思えば途中で敵を倒していたり、 他のぬいぐるみと会食していたり。
「やーん、そんな楽しそうなことするんなら、リカちゃんも混ぜて〜」 と発言してみたら、 「だってリカちゃん、自分で立てないんだもん」 と一蹴された。
…確かに。紙製の人形の方は、厚紙でスタンドがついている。 ちっ。 仕方ない、今度リカちゃんのスタンドを買ってこよう。
よく遊ぶが、片づけない。 ・・・。 どうも、あるものはありったけ出して遊ばなきゃ!!と言う主義なのか?と 思うほど、たくさん出す。
そして、そうやって人形遊びをしていても、突然に 「本読もう!!」と言い出す。 本を出し始める。
ちょーーっと待ったーーー!! ……人形をね、片づけてから、本を出そうね。 と、ここら辺まではにこやかに。
はーい、と子どもたち。いつもの場所に片づける。
うんうん、それじゃあ、読んであげるから持っておいで、と私。 楽しげに交代に1冊ずつ持ってくる、のんとむつ。 しばし、親子の絵本の時間。
ふと見ると、本棚の本、今持ってきている本のシリーズ全部が出ている。 ・・・。 あのねぇ、本は「今読む本」だけが手にあればいいの、 だから今はのんが1冊、むつが1冊。 他はぜんぶしまいなさーーーーーーい!!!!
はぁーーーい。と子どもたち。 私のところにそれぞれの本を1冊ずつだけ置いて、 本棚の前に積み上げた本を片づけに戻っていく、のんとむつ。
ただ、こういう時に本棚の前でぐずぐずするのはむつである。 「はいらなぁ〜い」「できなぁ〜い」 などと言って、ダラダラと横になっていたりする。 のんは、出す時は全部!!という感じだが、しまう時も早い。
ふー、しまい終わった。 と、辺りを見回す、のん。 「…あ!こんなのがあった!!むつちゃーん、今度これであそぼーーー!!」 「あちょぶ、あちょぶーーー!!」 「わーーい!!」
あのーーーーー・・・。 私の手元にある、この2冊の本は…?
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