朝はなるたけ、気分良く過ごしたい。 いや、もちろん昼だって、夜だってそうなのだけど。
それなのに、こういう時期…のんのご機嫌の悪い時期…には、 朝も泣きながら起きるのん。 キューキューと、アザラシのゴマちゃんのような声を立てて、 「お母ちゃんと一緒に、まだ寝ていたいのよぅ〜」と泣く。 いや、私だってずっと布団にいていいものならそうしたいがな。
キューキュー声で起こされたもう一人の子どもが、 飢えて朝ご飯を待っている。
休みの日でも、むつの食欲のおかげで我が家は朝が早い。 健康的でよろしいが。
むつの寝起きは、いつも抜群によい。 起きてすぐに食べ物があると、さらによい。 ご機嫌指数、100である。
そんなこんなで、私とは朝からつまづきっぱなしののん。 が、 むつとはなにやら、よく遊ぶ。 私が、のんの園服に名前付けの作業をしていると、すっかり2人で遊んでいる。 むつがどう思っているのかはさだかではないが、 のんは非常に面白いらしい。
黙ってみていると、2人でどんどんオモチャ…主にままごとの食べ物の類…を 部屋いっぱいにばらまいて、拾って歩いたり、何かに詰めたりして遊ぶ。
そのうち、のんがカメラを持ち出した。 実は、ものすごく安く手に入れた、オモチャのようなデジカメがあり、 (ズームも何もできない。液晶画面もないので、覗いてシャッターを押すだけ) それを「のんのカメラ」として与えてある。 以前友人からもらった色んな柄の紙風船を半分に折って、帽子のようにして、 むつにかぶせて、撮影している。
むつ、最初は「何?」という感じですぐ脱いでしまったが、 のんが何度もかぶせるので最後にはおとなしくかぶり、のんの方をちゃんと見る。 のん、いっぱしのカメラマン気取り。
うまく遊ぶのであれば、私の出る幕はない。 危なくないようにだけ横目で見ながら、私は私で遊ぼう。
夕飯後、のんの保育用品に関して名前付けもサイズ直しも、 とりあえず全部すんだので、いきなりキルトを作り始める。 ハワイアンキルトと呼ばれるもの。 (特にどこかで習ったわけではなく、ネット・本・TVで見たやり方ですが) 小さいもので作れば、少しのスペースでいつでも作業ができるので やりやすい。 今回はポーチを作ることに。
しばらくの間、ちくちく。
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