|
a days:日常的に迷走中
|
|
ゲーム・アニメ・特撮…バカっぽく夢中!日常から非日常まで、カオスに何でも書いてます。
基本的に毎日書きます。拍手レス等はコメいただいた翌日あたりに…きっとあると思う。
|
|
|
|
DiaryINDEX|past|will
|
| 2003年08月18日(月) |
妄想炸裂でもうダメぽ。種ネタ話。 |
昨日、ガシャポンで出たM1アストレイ。 チビ1号は「これあさぎのやつやでー!」という。正しい。 …ごめんよー。母がヲタで…。
そんなヲタ一家の今日は種21話から34話までイッキ鑑賞でした。 終わってるわ。 自分が書いたSSのミスを改めてあちこち発見したりとか。 もういいや…訂正面倒だし、恥ずかしいけど。 改めてちょっと前の種を観ると、その時の心情とか、もっと解かるような気がする。 楽しいなぁ…種。(このヲタめっ!)
連続3日目の種ネタ話。 フラガ少佐をドンドコ陥れろ。 以下反転。
Nightmare -3
夢だったんだ。 夢だったんだ。 本当に欲していたんだ。 だから、夢を見たんだ。 僕に似たあの子はコーディネイターで、だから、父に優しく抱いてもらえたんだ。
ならば、僕も。
「ムウ・ラ・フラガ?あのアル・ダ・フラガの子か?」 「そうらしい。面白いものを見つけたな」 「何が面白い!?コーディネイターの子供など、拾ってきても仕方ないだろう」 「それが子供はナチュラルなんだ。あの、アイツの子が…ハハハッ!」
薄汚い大人。 それでも、俺はやらなきゃいけないと思っていた。 訓練と称して繰り返される暴行に耐えて、“成果”を出さなくちゃならない。 “痛み止め”と偽って飲まされる薬は、俺の体を強く作り変える。 代わりに、差し出さなくてはならない理性。 同じ時期に拾われた子供は、もう誰も残っていない。 みんな、“処分”されてしまった。 耐えて、生き残って、見返してやる。 誰に? 誰を?
激しい身体の痛みと、真っ黒な夢から逃れようと、たどり着いた水道の蛇口。 思いっきり強くひねって、生ぬるい滝の中に頭を突っ込む。 ただ、気持ちが悪くなるばかり。 手でその水をすくって飲もうとした時、いきなり腕を引かれて、水はシンクに流れ落ちた。
「その水、飲まない方がいいよ。それも毒だから」
柔和な黒い眼、黒髪の利発そうな子。 初めて見る顔だった。新入りか。
「毒?…薬?ま、どっちでも一緒だな」 「安全な水はここじゃなくて、あいつらが使ってる水場。どうしても飲みたいんならそっちに行った方がいい」
半分はおせっかいな奴だと思ってむかついた。 半分は嬉しかった。
「よかった。君はまだ笑えるんだね」 「俺、優しくされるの好き。同情されるの好き。それが本心じゃないって解かってても、ね」 「だからここに来たの?」
頷いて答える。 身体と思考の麻痺が久々に薄れてくる。 こんな、まともな会話は半年振りくらいだろうか。
「お前こそ何だよ。お前みたいな奴が来るところじゃないだろ?ここは」 「君を助けに来たんだ」 「余計なお世話だ!」
今度は、本気で怒った。 なのに、目の前の笑みは崩れない。
「俺の生き方だ。俺が決める!」 「違う。君の生き方じゃない。ここはヒトに似た殺人兵器を作る工場だ」 「そうだとしても!それが俺に望まれる生き方ならそれでいい!」 「違う。君が望んでいるのはそういうものじゃない。さっき君がそう言ったじゃないか」 「何を…何を言っているのかわからないっ!」
激する感情に思考がパニックを起こし始める。
―――アイツはダメだ。 ―――アイツはダメだ。 ―――アイツはダメだ。
強くなるから、賢くなるから、 僕を認めてよ、父さん!
「…少佐、フラガ少佐!!」
マードックの、懐かしいほどのダミ声。 動けない俺の代わりに、シートベルトを外してくれる。
「あー、すまんすまん。無重力が気持ちよくてさ。ついうとうとしちまった」
あの写真の子供は、俺じゃない。 でも、あんな夢を、ずっとずっと見続けていたんだ。
End
夢と現実、ごっちゃごちゃ。
完全に妄想過去話になってますね。 強化人間フラガは私もずっとやりたかったんだよぅ。(笑)
DiaryINDEX|past|will
|