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2005年04月21日(木) 押しかけ女房計画(?)

コトの起こりは昨日の夕方のメール。
風邪を引いたと言ってた<彼>に体調を訊いたら、欠勤したとのこと。
しかも熱が39度近くあるって……!(>_<)まだ明日も出勤できなさそう、って。
予備校で授業を受けながら、密かに計画を練り始めた。<彼>を見舞っちゃおうと。
本当はすぐにでも駆けつけられたらいいのになと思ったけど、
それはさすがに(場所も知らないし)できなくて、もどかしい思いをしてた。
……というのが昨日の日記の末文。これから、っていうか今日のことなのでした。

行ったことは一度もなかったし、どこに住んでるか聞いた時、
行動半径の狭い私は「それってどの辺?」と聞き返してた(^_^;)
前に住所の交換はしてたから、帰宅後にMapionで大雑把な位置を調べた。

今日は早めにお弁当を作った。
ごはん・スクランブルエッグ・鶏のステーキ・ポテト&にんじん。そして苺。
ポテト&にんじんは手間と栄養を考えて電子レンジで温めた。

9時半には準備が出来てたのだけど。……鍵探しが大いに難航。
大学に置いてる自転車の鍵が出てこない!!(泣)
私のばかーっ!!と思いながら必死で探した。
大学から歩けない距離ではないけど、そこから買い物に行こうと思ったら、
歩くのはちょっと……、って感じだったし。あちこちを探しまくった上に、
ようやく机の上の赤いケースの中に入ってるのを発見。ふぅ。
何だかんだ言って、出かけたのは11:07の電車。時間かけ過ぎた……。

図書館に行く前に本山のマツザカヤストアで林檎2つとプリンを買った。
その後に図書館に到着して事務室に……とその前に、自転車の確認。
どこに置いたのかうろ覚えだったけど、図書館の駐輪場にちゃんとあった。
ほったらかしてた所為でサドルが埃だらけだったんで、ティッシュで拭いた。
鍵を挿して少し乗ってみた。よし、パンク等の異常はなし、と。

少し急いで昼食を済ませてお弁当箱を洗って、それから林檎を切った。
包丁は給湯室にあることがわかってたんでそれを使った。
8等分(大きさ不揃いだったけど……)にしてから皮を剥いた。
塩をひとつまみ、ラップに包んで持参してきて、お弁当箱に塩水を作った。
適当な器があるかどうか怪しかったけど、やっぱりなかったんで。
そして、切ったやつをしばらく浸した。

途中でK添さんに「あ、塩水に浸けてるんだ、マメだねぇ」と言われ、
「えぇ、仕事が終わったら持っていこうと思ってるところがあるんですけど、
それまでに変色しちゃったら困るなと思いまして。」とだけ言った。
これで大体の意味は通じたのかどうなんだろう。

その後に、更にK世さんに「美和さんマメだねぇ」と言われた。
こっちは……えぇと皆さん一体どこまで把握して言われてるんだろう。うーむ。

林檎は行ってから切った方がいいような気もしたけど、果たして行ってみて、
入れるかどうかわからないしな、と思ってやめた。何しろアポなしだから。
連絡入れなかったのは、驚かせたいっていうのもあったけど何より、
事前に告げたら熱を押して部屋の片づけをしかねないと思ったから。
それじゃ本末転倒だなぁと思って、何も言わないことにした。
ひとまず切った林檎は後は冷蔵庫に入れといた。

気がついたら12:50。うわ15分くらい弁当箱洗うのと林檎切るのに使ったな……。
それから2階一番西側の参考図書コーナーで、ゼンリンの住宅地図をざっと見てきた。
アパートの位置までしっかりわかる地図で、持ってきた地図に正確な場所を写した。

仕事中にしばらく私が事務室に一人になったことがあった。
一度、電話がかかってきてとれなかった。外に出て人を呼んだけど間に合わず切れた……。
OさんとN澤さんがラウンジで休憩中、T丸さんとI本さんが当番、
K世さんも返却で仕事、K添さんが会議中でN村さんとU美さんはお休み、と。

K世さんが出ていいから、と言われたけど、出方とか出た後の処理がわからない。
内線と外線で名乗り方も使い分けてるっぽいし。

今日はずっと自分の机で書類の廃棄作業をやってた。
今頃どうしてるかなー、これからどうなるかなー、とずっと考えてた。

15時過ぎ、T丸さんが帰り際に「可愛いね」と髪型を褒めてくださった。
昨日K林さんに組合の話をしに行った時も唐突に「美和さんって可愛いね」と言われて、
「うわ薮から棒に一体何が!?」と思ってた。何か続いてるな〜。
まぁ素直に褒め言葉として有り難く受け取っておいたけど。

17時。いつもは数分遅れても全然構わないけど、今日はジャストに上がってきた。
自転車に乗り、地図を片手にレッツゴー☆
近い行き方があるようにも思ったけど、迷ったら元も子もない、ってことで
遠回りでもわかりやすい道を選んで行ってみたら、どうやらそれらしき場所に到着。

最初に体調を尋ねるメールを送った。でも、10分ばかり待っても反応ナシ。
寝てるのかなぁと思って、ちょっと辺りを散策。閑静な住宅街って感じだった。
途中でベンチを見つけて座ってみた。ぼーっとしながら夕暮れを過ごしてた。
それから更に20分。何も音沙汰なし。……寝てるのかな。
そう思いもしたけど、この際起こすことになっても大丈夫なのか確認はしたいし、
と思って電話。……10回以上鳴らしたけど、2回かけても出ない。だ、大丈夫か!?

ドアにも郵便受けにも名前がないけど、ここでいいんだよな?と思いつつ、
ドアをノックしてみた。チャイム故障中の貼り紙があったから。
でもやっぱり反応ナシ。新聞が溜まってるのも「まさか……」と不安になる。

途中でセールスのお姉さんが来て、<彼>の部屋の前に来た時に思わず、
不安をぶつけてしまった。熱出してると聞いて来てみたんですが反応がなくて、と。
いざとなったら警察……?管理人さんがいるアパートではないっぽいし。
どうしようかなぁと心細く待ちぼうけを続けてた時、自転車を停める音がした。

もしかして?

と思ってそっちに向かったら、それが<彼>だった。良かった……!
病院か買い出しにでも行ってる可能性も一応考えてはいたけど、やっぱり心配だった。
「来ちゃった」という一言の後、差し入れを持ってきたことを告げて、
入っても大丈夫なのか尋ねた。散らかってるけど、いいよとのことで。

そして入ったら。「あ、広い。」それが最初の感想。
一人暮らしの人の家を訪ねるのはこれでまだ3度目だからあまり比較対象がないけど。
さすが、本がいっぱいあるなぁ。熱はだいぶ下がってきたと聞いて安心した。
切ってきた林檎とプリンを出したら、ちゃんと食べることもできて良かった♪

私は突然誰かが訪ねてきても、玄関より奥には上げられないな。
そんなことを考えながらふと昔の日記を読み返してたら、3年前と状況が
全っ然変わってなかった……。進歩ないな、私も我が家も。
それに比べたら<彼>の部屋は何倍も整ってたな〜。

やっぱり一人だと病気の時が心細いんだろうなと思ってたら図星だったそうで。
私だって母が看病してくれてても不安になったことあったし、一人ならまして。
そんな感じで、一人の<彼>がどうなってるか不安だった。倒れてたりしやしないか、と。
私の誕生日以来会ってなかったし、ってこともあって今日の計画を決行してみた。

夕飯はもう済ませたと聞いて(場合によっては作るか買いに行くかしようと思ってた)、
ひとしきり話をしたり、少し本を見せてもらったりしてから帰った。

何はともあれ、行ってみて良かった♪
仕事後に図書館に残ってたとしても、気になって勉強どころじゃなかっただろうし。
やっぱりただ待ってるだけって性分に合わないなとも思った。
そんな発見をした一日でした。


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