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2002年12月25日(水) 長かったクリスマスの一日

Merry Christmas!又はJoyeux Noël(ジョワイユーノエル)!
ってな訳で個人の事情にお構いなくやってきたクリスマス。

なんか、日付変わってどれだけ経ったか忘れたけど、
母にお説教されて機嫌は斜めだったなぁ。
台所の電気消さなかったから、ってことでいかに私が気がきかないかに
ついて延々と言われたし。そんなの言われてすぐどうにかなる問題でも
ないだろうに、って思ったけど、ここで口答えすると更に長くなるのは
目に見えてたから、黙って我慢。でも、晴らさなかった鬱憤は
……小説を読んでどうにかスッキリさせたけど、おかげで源氏の
須磨の巻を読みかけで眠くなって挫折して寝た。

そして目が覚めると9時半過ぎ。昨日よりはまだマシかな。
クリスマスの朝ではあるけれど、普段と何の変わりもない朝だった。
朝、枕元のプレゼントが何なのかドキドキしながら起きた昔が、
ふと無性に懐かしくなった。夜中に目が覚めたりして、
箱の大きさや重さで何が入ってるのか推測したっけ、って。
最後にプレゼントをもらったのはいつだったろう……もう覚えてない。

ドタバタして、どうにか昼には家を出た。
年賀状も、今日ちゃんとポストに投函したんで、住所が間違ってなければ
去年出した人には届くと思われます。
出す前に、本文をチェックしたら、「精進する」とかくつもりが
「精神する」になってた……。あと、修正液で消したのはいいけれど、
書き直すの忘れてたのも一枚あったし。あぁ私ってばうっかり者。

大学に行く途中、本屋に寄ってバイト代をもらってきた。
これで、今年の総収入が出た。さて、いくらでしょう?
答え、543,741円。目標は年収60万だったから、ちょっと届かなかったな……。
とりあえず、一人暮らし用の貯金の方は四捨五入して30万になるようにはなった。
また車校代を払った時みたいに、臨時の出費があれば減るんだろうけど。
生活費用の貯金は残り2千円を切った……。生活費用の貯金、っていうのは、
お年玉や貯金の満期など、自分の労働によらないお金。
1月にお年玉もらわないと、もう底をついてしまう。
プリペイドも残り5千円を切ったし。でも、来年はどうなのかなぁ。
今年は10年前に預けた26,000円が満期で約40,000になって戻ってきたけど、
来年は6月21日に10年前の1,000円が満期になる。幾らになるのかは
わかんないけど、これだけの額じゃあな……。どうせなら、10万とか
預けておけば良かったな、金利の良かった時に。今となっちゃ後の祭りだけど。

大学では図書館でひたすら資料探し。でも、テーマが抽象的過ぎて、
どうすればいいかわからない。「文学研究の方法をめぐって」と、
もう1つは「源氏の須磨・明石の巻に関して」ってやつ。
む、難しすぎる……。判断に困って、とりあえず高橋教授の本を2冊
借りてみた。他にも1冊と計3冊を借り、結局使わないけど金曜に借りた本も
持ってきて、あと電車内の読書用に持ってきた計6冊の本がカバンの中に。
重かった……。帰宅して量ってみたら3.4キロも本だけであったし。
さて、これを私はいかにして読むんだろう……。
はっきり言って、研究用の論文は読んでも面白くない。
趣味の本の方が読みたいけど、かと言ってやらないと単位がとれない。
よってやるしかないのだ、私は。

本を読んでたらお腹が鳴ってきたんで、購買に行ってパンとミルクティーを
買った。実に4日ぶりの1日3食だった。最後に3食だったのは金曜。
どうもこの頃お腹が空かないし、起きるの遅いし、で朝昼兼用で済ませてた。
体に良くないのかなぁ、と思うけど食べられないものは食べられないし。
これで少しは痩せてればいいのに、ねぇ。

帰りは、地元のBOOK OFFに寄り道することに。
これが間違いの元だったのかもしれないけど。
今日は……どれくらい読んだんだろう?覚えてるだけで8冊は読んだ。
気がつくと、時刻は19:28に。多分、この時間なら母は妹を塾に送りに
行って、ついでに買い物もして、もしかしたら石川から帰ってくる弟を
駅に迎えに行ってるかもな、とか考えながら店を出た。

店のすぐ前には十字の交差点(信号あり)があった。
店を出てきた時赤信号で、自転車のキーを解除し、横断歩道に向かい始めた頃、
信号は青に変わった。既に2台が左折し、3台目が左折しようとしたけど、
私は相手が止まるだろうと、何の根拠もなくそう思って前進し…………
接触事故を起こした。来ると思わなかったんで、相手が止まらない、って
わかった瞬間、「ぶつかる!」って思って。次の瞬間には転んでた。
ぶつかる、と思った瞬間、もしや大怪我?と思った。
でも、走馬灯のように、映像が流れたり……は別にしなかった。
血も出なかったし、すぐに立ち上がることができたし。
敢えて言えば、ちょっと左の太腿を打ったな、ってくらいで。

とりあえず、青信号のうちに交差点を渡り切った私は……逡巡した。
このまま帰っても別にいいんだけど、事故ったからには警察に行くべきか、と。
車校では、どんな事故でもちゃんと警察に行かないと駄目だ、とは習った。
でも、そんな大したことなかったし。どうしようかと迷ってたら、
交差点の向かい側から自転車で来たおばさんが、「大丈夫?」と聞いてきた。
とりあえず、「大丈夫です。転びましたけど、別に何ともないんで。」
って答えたら。「じゃあ、運転手の人も心配してるからそれだけ言ってきたら」
と言われ、相手のことに思い至った。相手がそのままどこかに立ち去ったりせず、
BOOK OFFの駐車場に入るのは見てた。出てきたのは30後半から40前半くらいのおじさん。
横断歩道を歩いて渡ってくると、「大丈夫ですか?」と訊かれた。
「えぇ、私のほうは大丈夫ですけど……お車の方は大丈夫ですか?」
と訊いた。「えぇ、そっちの方は大丈夫です」と言われた。
で、また私の身体&自転車を心配されて、再度大丈夫だと告げると、
「私はこういう者ですので何かありましたら」と
徐(おもむ)ろに名刺を取り出して渡してくれた。
まさか偽物じゃないよな、とかちらっと思いつつ、逃げたりもしなかったし
それもないか、と思って、とりあえず帰ることにした。

帰り道で悩んだのは……このことを母に言うかどうか。
言ったら、どうなるんだろう、って想像して……気分はブルー。
いっそ、このまま黙ってようかとも思ったけど、後で何かあったら
(実は後遺症が出たとか自転車が動かなくなったとか)
自分ひとりじゃ対処できないしなぁ、と思って打ち明けることにした。
でも、本当は事故もだけど、BOOK OFFに寄り道してたことに言及されるんじゃ
ないかと思って、それを恐れてたのかもしれない。
また家のことやらないでそんなとこに行って、と言われるような気がして。
20歳になってなんでそこまで縛られにゃならんのだ、とも思うけど。

あと、あそこで大事故にならなくて良かった、とも思った。
運転は注意を怠っちゃいけないな、とまた肝に銘じた。
この頃運転はしてないけれど。自転車だからって、思い込みで動いちゃ
いけないな、っていうのも反省。
もう1つ……もしまかり間違ってあそこで命を落としてたら……とも考えた。
そしたらレポートからは解放されるけど……まだやりたいこともいっぱいある。
まだ20歳なんだし。どうなるのか見届けたいものもあるし。
その、一番の心残りは。何だかはここでは秘密。

帰ってきたのが8時頃。でも、誰もいない。母達が帰ってきたのは9時過ぎ。
予測通り弟と妹も一緒だった。買ってきた夕飯の材料を車から出して、
一段落してから切り出した。「実は車と接触事故を起こしてしまった」と。
場所を告げた時、母は怪訝そうな顔をした。どこのことだか思いつけない
らしかったんで、近くにある店の名前を言ったら「あぁ」と納得し、
「何であんなとこに行っとったの?全然関係ない方向だがね」と。
……確かにその通り。うちは駅から東方面だけど、
BOOK OFFは南方面。もう1つ奥の駅のそばだ。
今まで私が寄り道しても、そこに行ったと言ったことは一度もなかった。
まぁでもそのことはあまり深く突っ込まれなくて助かった。
予想はしてたけど、「どうしてもっと早く連絡して来んかったの」とは
言われた。言ったら弟か妹を待たせることになるだろうし、
大事故でもなかったから別にいいかと思ったから。と答えた。
打ったとこを見せたけど、ちょっと痣になってるくらいで、
異常もなさそうだったから、名刺の番号に連絡することも今日はなかった。

弟は、中部大会より上にはやっぱり行けなかったらしい。
まぁこれで弟もこれから勉強を頑張るのかは……あんまり見込みない気が。
でも、そうこうしてると弟も4月からは受験生。どうなることやら。

帰ってきてから、ずっとサイトをいじってて、それで私のクリスマスは終わった。
日記も4〜5日分はありそうな、長かったクリスマスの一日。


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