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2002年05月24日(金) サトラレ

本当は最初から観たかった。だけど、あいにく今日は8時20分まで大学で総代会があって、
生協委員として出席しないといけなかったので、家に着いたのは9時35分。
総代会と言うのは、年に1度、生協の監査報告を行ったり、役員の選挙をしたりする会で、
各クラスの総代と生協委員が出席することになっている会。
ちょうど1年前にもあって、総代のK君と生協委員のMちゃんと一緒に出てたなぁ、
と思い出しモード。総代会とは関係ないけど、1年前のこの日は私にとってちょっとした節目の日だった。
それからもう1年経ったんだなぁ。時間は知らないうちに過ぎてゆく。本人の意志などお構いなしに。

家に着いてから、夕食をとり、11時半過ぎまでテレビを観ていた。
途中からになったけど気にしない。見始めとかないと、いつ録画したビデオを観るかわからないから。
古いのだと、「もののけ姫」をテレビでやったのを録画したきり見てない。
比較的最近のだと、年末に放送していた「君の手がささやいている 最終章」とか。
だから、とりあえず途中からでも観ることにした。大まかな粗筋は知ってる人がほとんどかな?
自分の考えていることが周りの人すべてに伝わってしまう「サトラレ」と呼ばれる人のお話。
映画館でやってた頃には知らなかったけど、サトラレは、基本的に自分が「サトラレ」であることを知らなかった。
よく考えると当然かも。自分の考えが全て筒抜け、なんてことがわかったら発狂したくなるだろう。

「自分のことをわかってもらいたい」「相手の考えを知りたい」と思うことは多々あることだけれど、
ここまで筒抜けだとプライバシーも何もあったもんじゃない。わからないからこそ良い、ということも沢山ある。
サトラレを観ていて、そんなことに改めて気付かされた。1つの発見。
少なくとも、自分がサトラレには絶対になりたくない。もしもなったら生きていけないと思う。
言わなかったからこそ、今平和に暮らせている、ということが沢山あるから。
言ってしまったからこそ壊れてしまったものもあるけれど。

だけど、もし他の人がサトラレだったら……と想像するのは面白い。
入試をやる意味はないよなぁ。政治家はウソがつけなくなってちょうどいいかも。浮気はできなくなるし、犯罪者もウソ発見器の必要がなくなる。

番組自体は途中からだったけど、楽しく観ることができた。中盤から最後にかけてはボロボロに泣いてしまった。
結構「お涙頂戴モノ」には弱い私。中学生になった頃からドラマや小説で泣きやすくなった。
泣いたらちょっとの間、ごちゃごちゃしたことを忘れて、さっぱりできた夜だった。


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