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本当は最初から観たかった。だけど、あいにく今日は8時20分まで大学で総代会があって、 生協委員として出席しないといけなかったので、家に着いたのは9時35分。 総代会と言うのは、年に1度、生協の監査報告を行ったり、役員の選挙をしたりする会で、 各クラスの総代と生協委員が出席することになっている会。 ちょうど1年前にもあって、総代のK君と生協委員のMちゃんと一緒に出てたなぁ、 と思い出しモード。総代会とは関係ないけど、1年前のこの日は私にとってちょっとした節目の日だった。 それからもう1年経ったんだなぁ。時間は知らないうちに過ぎてゆく。本人の意志などお構いなしに。
家に着いてから、夕食をとり、11時半過ぎまでテレビを観ていた。 途中からになったけど気にしない。見始めとかないと、いつ録画したビデオを観るかわからないから。 古いのだと、「もののけ姫」をテレビでやったのを録画したきり見てない。 比較的最近のだと、年末に放送していた「君の手がささやいている 最終章」とか。 だから、とりあえず途中からでも観ることにした。大まかな粗筋は知ってる人がほとんどかな? 自分の考えていることが周りの人すべてに伝わってしまう「サトラレ」と呼ばれる人のお話。 映画館でやってた頃には知らなかったけど、サトラレは、基本的に自分が「サトラレ」であることを知らなかった。 よく考えると当然かも。自分の考えが全て筒抜け、なんてことがわかったら発狂したくなるだろう。
「自分のことをわかってもらいたい」「相手の考えを知りたい」と思うことは多々あることだけれど、 ここまで筒抜けだとプライバシーも何もあったもんじゃない。わからないからこそ良い、ということも沢山ある。 サトラレを観ていて、そんなことに改めて気付かされた。1つの発見。 少なくとも、自分がサトラレには絶対になりたくない。もしもなったら生きていけないと思う。 言わなかったからこそ、今平和に暮らせている、ということが沢山あるから。 言ってしまったからこそ壊れてしまったものもあるけれど。
だけど、もし他の人がサトラレだったら……と想像するのは面白い。 入試をやる意味はないよなぁ。政治家はウソがつけなくなってちょうどいいかも。浮気はできなくなるし、犯罪者もウソ発見器の必要がなくなる。
番組自体は途中からだったけど、楽しく観ることができた。中盤から最後にかけてはボロボロに泣いてしまった。 結構「お涙頂戴モノ」には弱い私。中学生になった頃からドラマや小説で泣きやすくなった。 泣いたらちょっとの間、ごちゃごちゃしたことを忘れて、さっぱりできた夜だった。
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