HERE, NOT SOMEWHERE...Hiroyuki Morikawa

 

 

宅急便から思うこと - 2007年02月16日(金)

このところ、めずらしく宅急便にお世話になっています。
この春休み、大々的に部屋を整理しようと思っていて、
使わなくなった機材などを一斉にネットオークションに出したりしていました。

そんな中、びっくりしたのは、宅急便の配達の速さ。
夜にお願いして、次の日のお昼には、もう届いているのです。
こんなにも速いものなのですね。
便利だとは思うけど、なんだか、ちょっと不思議な気分。

そういえば、先日、真空管のギターアンプを購入して、
配達してもらったのですが、
重さ25kgもある、その大きなかたまりを、ひとりで抱えて、
そして、なんと、走って家の玄関に向かってきたのです(!)。
ぼくは、文字通り、目が点だったのですが、
その瞬間、家の玄関の階段で、ばたんとその人は転んでしまったのでした。
真空管のギターアンプは、ちょっとした振動で壊れてしまうものだけど、
もちろん、そんなことを気にかけることは出来ず、
ますます目が点になった僕は、「だ、だ、だいじょうぶですか!?」。
その人は、恥ずかしさのあまり(?)、
下を向いたまま、「はんこをおねがいします」。

今の世の中全体が宅急便の速さを求めているからか、
それとも宅急便会社の努力がこういう世の中にしているのか、
それは、分からないのですが、なんだかなぁ、と思うのでした。

最近読んだ本、細野晴臣さんの”アンビエント・ドライヴァー”。
そこに書かれていた「走らずにすむ生き方」というエッセイが、
僕の頭の中をぐるぐると。





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